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思いやりや絆を大切にするための新たなギフト習慣、喪中見舞とは?

Entame Plex 2014年11月19日 22時41分

近年、“家族葬”が普及し、知人の死去を年末の喪中はがきで知るというケースが急増。そんな突然の知らせに香典を送ることさえためらわれ、適切な対処ができないという声も多い。そこで生まれた、喪中はがきを受け取った際に弔意をこめて進物用お線香をおくる新たなギフト習慣「喪中見舞」。それが、どこまで世間に浸透しているのかを測るべく、日本香堂が直近1年以内に喪中はがきのやり取りをした30~70代男女500名にインターネットで「喪中見舞」に関する意識・実態調査を実施。このたびその結果が公開された。

まずは、「喪中見舞という言葉を知っていたか」訪ねたところ、具体的な内容を知っている人は20.6%、詳しくはわからないが知っている(聞いたことがある)人は23.1%、知らなかった人が56.3%という結果に。特に、70代以上の方は約半数の方が知っていると答え、60代は46.2%、50代は45.2%、40代が39.4%、30代が36.5%と、年齢が高くなるほど認知されていることがわかった。



次に、喪中見舞を知っているという方に「喪中見舞をおくったことがある」か聞いたところ、おくったことがあるが38.3%。同時に「受け取ったことがある」か聞いてみると45.4%があると回答。さらに、受け取ったことがある方にそのときの気持ちを伺うと「やさしい気遣いを感じてうれしかった」が最も多く81.6%。次いで「先方の故人を偲ぶ気持ちの深さを感じた」(35%)、そのほかにも少数ながら「友だちの友情と思いやりに感謝した」、「人と人とのつながりを改めて感じた」、「心に留めて頂いていることを改めて感じた」といった心温まる回答が見られた。

最後に、今後「喪中はがきを受け取ったら、喪中見舞をおくることがあるか」という質問をしてみると、全体ではおくる意向があると答えたのは34.8%にとどまったが、一度でも喪中見舞をおくったことがある人に関しては87.4%、受け取ったことがある人では72.8%という高い数値が見られた。その理由としては、喪中にある知人に対する気遣いとして適している」(68.5%)、「人の絆は大切にすべき」(51.4%)と、思いやりや絆を大切にするためにも喪中見舞を送ろうとしていることが窺えた。

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