冬、誰もが人の温もりを求める季節。
それだけに、そこにはバラードがよく染みる……
TAKA、YUICHIRO、KEISEI、RYOからなる日本屈指のコーラスグループ:DEEPが新曲「ラスト・グッバイ」を発表した。今回は、数々のヒット曲を生み出してきたプロデューサー:松尾潔を迎え、これまでの彼らとはひと味異なる、よりリアルで深いバラードに。
そんな今作にあたって松尾は
“愛は先着順じゃない”
と語り、そこにDEEPのリーダー:TAKAは深い感銘を受けたという。
禁断であり純愛、そして最終的には少子化撲滅(!?)
人々が温もりを求めるこの季節に放たれた究極の愛のメッセージ。
「ラスト・グッバイ」に込められたDEEPの真意を探る。
——DEEPさんって冬に作品を発表することが多いんですよね。
KEISEI「そう言われてみると、冬の方が忙しいような気がします(笑)」
——ファンの間でも冬=DEEPというイメージがあるようですが、今作もまた冬にぴったりの楽曲になりましたね。
YUICHIRO「そうですね。今回は松尾潔さんとお仕事させていただいたんですが、すごく光栄でした。BREATHE(DEEPと同じLDH所属のグループ)が、ここ最近松尾さんとご一緒していたので、実はちょっとくやしい感じもしていて(笑)」
——松尾さんとの制作はいかがでした?
YUICHIRO「DEEPとして松尾さんというフィルターを通すことでさらに成長できたと思うし、それは僕個人としてもそうでした。メンバー1人1人ボーカリストとしての良さも表現することができたと思います」
TAKA「松尾さんはボーカリストとしての力を発揮させると同時に、歌い手の人間性をも高めてくれる。とにかくポテンシャルを引き出す能力がスゴいんですよね。あと、歌詞も松尾さんらしいと思うんですけど、僕は彼が制作中に言った“愛は先着順じゃない”という言葉がすごく衝撃的で」
——それはどんな意味が?
TAKA「僕らはこれまでピュアなバラードを歌い続けてきましたが、今回松尾さんはそんなDEEPのバラードを底上げしたい、さらにもう一歩成長してほしいと言っていて。そこで、よりリアルなバラード、禁断の愛がテーマとなった楽曲を用意してくれたんです」
——確かに内容的には禁断の愛、不倫を描いたものですが、すごくピュアで禁断という感じは全くないです。
TAKA「そこが松尾さんのスゴいところで、禁断であるにも関わらず“純愛”なんですよ。結婚をして、家族がいて、でも他の人を好きになる。そのリスクって大きいと思うんです。家族を捨ててまで他の人を好きになるのは、よほどの思いがないとできないこと。でも、逆を言えばむしろその方が純愛なんじゃないか、そういったことが今回の楽曲の中には盛り込まれているんです。そして出たのが“愛は先着順じゃない”という言葉。たまらないですよね、そのセンスが」
KEISEI「制作当初、松尾さん『昼顔』(フジテレビで放送していた不倫がテーマのドラマ)の話をめっちゃ熱く語ってたんですよ。今回の曲は、きっとそこに影響を受けたんだと思うんですけど、そこからこうも高尚な作品になるとはって感じでした」
RYO「僕も最初は不倫の曲なんだなって思っていたんですけど、松尾さんといろいろな話をするうちにそれだけじゃないのがだんだんとわかってきて。それに、今回は1つの楽曲に対する思い、深さ、突き詰め方とかも改めて知ることができたし、僕自身すごく勉強になりました。松尾さん曰く、この曲は最初に京都の一条戻橋が頭に浮かんだところからスタートしたらしいんですけど、そういった情景から形にする、そこに松尾さんのスゴさを感じましたね」
KEISEI「本当に壮大で美しくて、なおかつ官能的で」
TAKA「ただ、イヤらしさがまったくない。僕らにとって今までにない、新しいものができたっていう感覚がありますね」
——今回は、そんな「ラスト・グッバイ」以外にも2曲収録されていて、その1つ「Don’t Stop Music」はEXILEのSHOKICHIさんの楽曲ですよね。
YUICHIRO「SHOKICHIとは以前からこの曲いいよねっていう話をしていて。でも、作品化する予定がないってことだったので、DEEPで歌いたいと話したらぜひと言ってくれたんです。その後、彼が作詞してくれて完成したんですけど、今では僕らのライブのオープニング曲になりました」
KEISEI「DEEPとしては、シングルにも常に1曲ぐらいはこういった楽曲を入れたいんですよ。アップテンポ以上にギラギラした感じ、それは絶対に必要だと思っていて」
——バラードとの対比、ギャップがまた魅力的でした。
TAKA「日本ではコーラスグループと言えばバラード、そのイメージが強いと思うんです。僕らも真骨頂はバラードですが、それを引き立たせるのはこういったアップな曲だと思っていて。そういったことができるグループは、日本ではそうそう多くないと思いますし、僕らはそこを突き詰めていきたい」
——確かに。海外では多いんですけどね。どうしても日本はバラード重視型で。
TAKA「きれいにまとめる、白いコーラスグループはあると思うんですけど、黒いグループってなかなかいない。僕らはその間をとってグレーというか(笑)、バランスをとりながらどちらでもいけるスタンスでいたいと思っていて、だからこそ必要な曲」
——もう1曲、「Stay Cold」もバラードですけど、「ラスト・グッバイ」とはまたひと味違う感じで。
YUICHIRO「これは「ラスト・グッバイ」とはまた違った温かみ、ホッとするような安心感があって、これまた冬にぴったりで」
TAKA「今回は松尾さんやSHOKICHI、いろいろな方のおかげで素晴らしい作品になったと思うし、DEEPにとって新たな第一歩になったかなと思います。これからの活動にも期待がもてるような」
——これから、という意味では、今年はシングルのみでしたが、アルバムの方は?
TAKA「今いろいろと準備しているんですけど、まずはツアーに専念できればと思っていて」
YUICHIRO「ちょうど今全国ツアー(「DEEP LIVE TOUR 2014 “Just The Way You Are”」)を開催していて、先日行った福岡でのライブもすごく反響があって嬉しかったですね。そして、12月31日には埼玉県の大宮ソニックシティでカウントダウンライブも決定し、これはDEEP単体としては初なので楽しみです」
RYO「ツアーも公演ごとに進化していければと思いますし、今回は生バンドも参加していて、僕らのコーラスとの融合も楽しんでいただければと思ってます。ぜひ大事な人と一緒に遊びにきてほしいです」
KEISEI「冬はバラードが染みる時期、そしてそれはDEEPの真骨頂ですからね。今後は様々なイベントもありますし、僕らと一緒に愛を育んでほしいです。DEEPのライブも99.9%好きな人が結ばれるというジンクス、僕ら自身それをテーマにやっていて、僕ら自身そのために全国をまわっていると言っても過言ではないので。少子化撲滅のためにも頑張らないと(笑)」
TAKA「10年、20年後も見越して、ライブで結ばれたカップルの子供たちも僕らの楽曲を楽しんでくれたら最高ですね。DEEPの楽曲はきっと胎教にもいいと思うし(笑)」
KEISEI「ぜひこの冬はDEEPの楽曲で愛を感じてください。そして、恋人だけでなく、家族や友人、大切な人とぜひライブにも足を運んでいただいて、素敵な時間を過ごしてほしいですね」
それだけに、そこにはバラードがよく染みる……
TAKA、YUICHIRO、KEISEI、RYOからなる日本屈指のコーラスグループ:DEEPが新曲「ラスト・グッバイ」を発表した。今回は、数々のヒット曲を生み出してきたプロデューサー:松尾潔を迎え、これまでの彼らとはひと味異なる、よりリアルで深いバラードに。
そんな今作にあたって松尾は
“愛は先着順じゃない”
と語り、そこにDEEPのリーダー:TAKAは深い感銘を受けたという。
禁断であり純愛、そして最終的には少子化撲滅(!?)
人々が温もりを求めるこの季節に放たれた究極の愛のメッセージ。
「ラスト・グッバイ」に込められたDEEPの真意を探る。
——DEEPさんって冬に作品を発表することが多いんですよね。
KEISEI「そう言われてみると、冬の方が忙しいような気がします(笑)」
——ファンの間でも冬=DEEPというイメージがあるようですが、今作もまた冬にぴったりの楽曲になりましたね。
YUICHIRO「そうですね。今回は松尾潔さんとお仕事させていただいたんですが、すごく光栄でした。BREATHE(DEEPと同じLDH所属のグループ)が、ここ最近松尾さんとご一緒していたので、実はちょっとくやしい感じもしていて(笑)」
——松尾さんとの制作はいかがでした?
YUICHIRO「DEEPとして松尾さんというフィルターを通すことでさらに成長できたと思うし、それは僕個人としてもそうでした。メンバー1人1人ボーカリストとしての良さも表現することができたと思います」
TAKA「松尾さんはボーカリストとしての力を発揮させると同時に、歌い手の人間性をも高めてくれる。とにかくポテンシャルを引き出す能力がスゴいんですよね。あと、歌詞も松尾さんらしいと思うんですけど、僕は彼が制作中に言った“愛は先着順じゃない”という言葉がすごく衝撃的で」
——それはどんな意味が?
TAKA「僕らはこれまでピュアなバラードを歌い続けてきましたが、今回松尾さんはそんなDEEPのバラードを底上げしたい、さらにもう一歩成長してほしいと言っていて。そこで、よりリアルなバラード、禁断の愛がテーマとなった楽曲を用意してくれたんです」
——確かに内容的には禁断の愛、不倫を描いたものですが、すごくピュアで禁断という感じは全くないです。
TAKA「そこが松尾さんのスゴいところで、禁断であるにも関わらず“純愛”なんですよ。結婚をして、家族がいて、でも他の人を好きになる。そのリスクって大きいと思うんです。家族を捨ててまで他の人を好きになるのは、よほどの思いがないとできないこと。でも、逆を言えばむしろその方が純愛なんじゃないか、そういったことが今回の楽曲の中には盛り込まれているんです。そして出たのが“愛は先着順じゃない”という言葉。たまらないですよね、そのセンスが」
KEISEI「制作当初、松尾さん『昼顔』(フジテレビで放送していた不倫がテーマのドラマ)の話をめっちゃ熱く語ってたんですよ。今回の曲は、きっとそこに影響を受けたんだと思うんですけど、そこからこうも高尚な作品になるとはって感じでした」
RYO「僕も最初は不倫の曲なんだなって思っていたんですけど、松尾さんといろいろな話をするうちにそれだけじゃないのがだんだんとわかってきて。それに、今回は1つの楽曲に対する思い、深さ、突き詰め方とかも改めて知ることができたし、僕自身すごく勉強になりました。松尾さん曰く、この曲は最初に京都の一条戻橋が頭に浮かんだところからスタートしたらしいんですけど、そういった情景から形にする、そこに松尾さんのスゴさを感じましたね」
KEISEI「本当に壮大で美しくて、なおかつ官能的で」
TAKA「ただ、イヤらしさがまったくない。僕らにとって今までにない、新しいものができたっていう感覚がありますね」
——今回は、そんな「ラスト・グッバイ」以外にも2曲収録されていて、その1つ「Don’t Stop Music」はEXILEのSHOKICHIさんの楽曲ですよね。
YUICHIRO「SHOKICHIとは以前からこの曲いいよねっていう話をしていて。でも、作品化する予定がないってことだったので、DEEPで歌いたいと話したらぜひと言ってくれたんです。その後、彼が作詞してくれて完成したんですけど、今では僕らのライブのオープニング曲になりました」
KEISEI「DEEPとしては、シングルにも常に1曲ぐらいはこういった楽曲を入れたいんですよ。アップテンポ以上にギラギラした感じ、それは絶対に必要だと思っていて」
——バラードとの対比、ギャップがまた魅力的でした。
TAKA「日本ではコーラスグループと言えばバラード、そのイメージが強いと思うんです。僕らも真骨頂はバラードですが、それを引き立たせるのはこういったアップな曲だと思っていて。そういったことができるグループは、日本ではそうそう多くないと思いますし、僕らはそこを突き詰めていきたい」
——確かに。海外では多いんですけどね。どうしても日本はバラード重視型で。
TAKA「きれいにまとめる、白いコーラスグループはあると思うんですけど、黒いグループってなかなかいない。僕らはその間をとってグレーというか(笑)、バランスをとりながらどちらでもいけるスタンスでいたいと思っていて、だからこそ必要な曲」
——もう1曲、「Stay Cold」もバラードですけど、「ラスト・グッバイ」とはまたひと味違う感じで。
YUICHIRO「これは「ラスト・グッバイ」とはまた違った温かみ、ホッとするような安心感があって、これまた冬にぴったりで」
TAKA「今回は松尾さんやSHOKICHI、いろいろな方のおかげで素晴らしい作品になったと思うし、DEEPにとって新たな第一歩になったかなと思います。これからの活動にも期待がもてるような」
——これから、という意味では、今年はシングルのみでしたが、アルバムの方は?
TAKA「今いろいろと準備しているんですけど、まずはツアーに専念できればと思っていて」
YUICHIRO「ちょうど今全国ツアー(「DEEP LIVE TOUR 2014 “Just The Way You Are”」)を開催していて、先日行った福岡でのライブもすごく反響があって嬉しかったですね。そして、12月31日には埼玉県の大宮ソニックシティでカウントダウンライブも決定し、これはDEEP単体としては初なので楽しみです」
RYO「ツアーも公演ごとに進化していければと思いますし、今回は生バンドも参加していて、僕らのコーラスとの融合も楽しんでいただければと思ってます。ぜひ大事な人と一緒に遊びにきてほしいです」
KEISEI「冬はバラードが染みる時期、そしてそれはDEEPの真骨頂ですからね。今後は様々なイベントもありますし、僕らと一緒に愛を育んでほしいです。DEEPのライブも99.9%好きな人が結ばれるというジンクス、僕ら自身それをテーマにやっていて、僕ら自身そのために全国をまわっていると言っても過言ではないので。少子化撲滅のためにも頑張らないと(笑)」
TAKA「10年、20年後も見越して、ライブで結ばれたカップルの子供たちも僕らの楽曲を楽しんでくれたら最高ですね。DEEPの楽曲はきっと胎教にもいいと思うし(笑)」
KEISEI「ぜひこの冬はDEEPの楽曲で愛を感じてください。そして、恋人だけでなく、家族や友人、大切な人とぜひライブにも足を運んでいただいて、素敵な時間を過ごしてほしいですね」