簡単、長持ち、リーズナブルだけど……ジェルネイルの思わぬ落とし穴

現在、ネイル業界でも主流となっているジェルネイル。これは、ジェル状の樹脂をUVライトで固めて爪を自由自在にデコレーションできるというもの。誰もが簡単にネイルアートが楽しめ、なおかつ長持ちもしてリーズナブルとあって一般的なものになっている……が、そこには思わぬ落とし穴があるという。

ジェルネイルに関する問い合わせは消費者センターにも数多くあるようで、主なトラブルとしては
・爪が折れやすくなってしまった。
・爪の色が変色してしまった。
・爪に痛みがある。
などなど。

もちろんジェルネイルにもメリットはたくさんあり、多くの女性たちから支持を集めているのは疑いもないところ。ただ、使い方次第では悪影響をもたらすことも……。
そんなジェルネイルに関して専門家に聞いてみると、基本的にはジェルをかぶせることによって爪に十分な空気が行き渡らなくなってしまうことによる弊害があるという。そして、ジェルネイルも使い方を誤ると爪が退化してしまったり、自然治癒力の減退してしまうことがあり、さらには過度の使用により爪の強度が損なわれ、薄くもろくなってしまうこともしばしば。また、その危険性はジェルネイルを付けているときだけでなく、外すときも充分にケアをしないと痛めてしまう。そして、悪化してしまったままにしておくと、爪甲剥離をはじめ様々な爪の病気の要因になるという。

また、人気ネイルサロン：TAACOBAのカリスマ・マニキュアリスト：東條汀留も「ジェルは25年以上も前からあるものですが、本来はあくまで爪の補強材として使われていたものなのです。しかし、その利便性ゆえ普及し、今ではもともとの使用法とは異なる形で広まってしまいました。知らない方、誤解している方も多いと思うのですが、ジェルは長期間使うものではないですし、使い方を間違えてしまうと逆に爪を痛めてしまうことがあります。ジェルは簡単で長持ちする、それで浸透していったのだと思いますが、造花と生花どちらがいいかと言えば、生花。やはり自然の美しさには叶わないですよね」と話している。

女性なら、だれもが美しくなりたいと思うのは当たり前。ただ、手軽だからと簡単に考えていると、後々後悔することになるなんてことも。女性なら誰もが気になるジェルネイルのこと、ぜひ一度しっかりと考えてみては。