とある名門オーケストラの再結成に参加した若手ヴァイオリニストが、謎の指揮者や負け組楽団員たちとともにステージに再挑戦していく姿を描く映画『マエストロ!』。1月31日(土)公開になるこの感動“オーケストラ”エンターテインメントに、シンガーソングライターのmiwaが謎の天才フルート奏者役で出演。映画初出演の感想や、豪華キャストとの共演、そして映画『マエストロ!』出演を経たことで得た“意外な効果”について語ってくれた。
――映画は初出演だったそうですね! 撮影を終えていかがでしたか?
「そうですね。演技も初めて、フルートを吹くことも初めてで、神戸弁も初挑戦だったので、どれも初めてで、かなり緊張しました。だから、撮影に入る前に小林聖太郎監督の演技指導の一環として、台本の読みあわせなどをしていただいて、演じるキャラクターについての打ち合わせもしました。(miwaが演じた)あまねが育ってきた中で一番重要なポイントは、阪神・淡路大震災で両親を亡くしたことなので、その記憶を共有するために震災の書籍も読みましたね」
――そのあまねは謎の天才フルート奏者という設定でした。自分と比べていかがですか?
「謎はともかく(笑)、あまねは自分と似ている点が多かったので、天真爛漫で明るい性格などは、さほど意識せずに演じていましたね。でも、自分の要素を使っていたかどうかもよくわからず、何が演技でどこまでが自分か探りながらの日々でした。完成した映画を観た時に、神戸弁を話している自分の姿に違和感を抱いてしまって、笑っちゃいましたけど(笑)」
――最初の映画の仕事が、『マエストロ!』みたいに素敵な作品だと、メモリアルですよね。
「西田敏行さんみたいな本当に大先輩の俳優の方々とご一緒することになるとは思ってもいなかったことなので、とても光栄に思います。演技をすること自体もミュージシャンとしてデビューした時は思ってもいなかったので、もうびっくりです(笑)。特に天道役の西田さんとはふたりのシーンが多くてご一緒する時間が長かったので、本当に光栄に思います」
――日本映画界を代表する大名優ですからね。オフカメラの時など、どういう会話を?
「『俳優を続けていてよかったことは、いろいろな人になれることで、今回は指揮者。いろいろな人の人生を生きられるので、それはよかった』というお話をしてくださいました。わたしもミュージシャンだけだったらフルートを吹くこともなかったし、両親を亡くした女の子の気持ちを考えて演じてみる、心をリンクさせてみるということはしなかったと思う。作詞をする時に想いが届くといいなと思いながら書くことはありますが、実際にその人物になることとはまた違うので、それは映画に携われたからこその経験だなと思いましたね」
――今回の映画は発見や学びが多そうです。最近自分がちょっと変わったと思うことは?
「変わったこと、あります! 曲を歌っている時の表情が、すごく豊かになったと言っていただけることが増えて、それがすごくうれしくて、早くも『マエストロ!』効果が出ていると思います(笑)。お芝居は微妙な表情で感情をスクリーンの中で伝えないといけなくて、その経験があったからこそ今度は歌っている時に表情が動くようになって、感情とリンクするようになったと思います。それはすごく自分にとってよかったことだなと思いますね」
映画『マエストロ!』は、1月31日(土)より、ロードショー!
© 2015「マエストロ!」製作委員会 © さそうあきら/双葉社
取材・構成・撮影/鴇田 崇(OFFICE NIAGARA)
――映画は初出演だったそうですね! 撮影を終えていかがでしたか?
「そうですね。演技も初めて、フルートを吹くことも初めてで、神戸弁も初挑戦だったので、どれも初めてで、かなり緊張しました。だから、撮影に入る前に小林聖太郎監督の演技指導の一環として、台本の読みあわせなどをしていただいて、演じるキャラクターについての打ち合わせもしました。(miwaが演じた)あまねが育ってきた中で一番重要なポイントは、阪神・淡路大震災で両親を亡くしたことなので、その記憶を共有するために震災の書籍も読みましたね」
――そのあまねは謎の天才フルート奏者という設定でした。自分と比べていかがですか?
「謎はともかく(笑)、あまねは自分と似ている点が多かったので、天真爛漫で明るい性格などは、さほど意識せずに演じていましたね。でも、自分の要素を使っていたかどうかもよくわからず、何が演技でどこまでが自分か探りながらの日々でした。完成した映画を観た時に、神戸弁を話している自分の姿に違和感を抱いてしまって、笑っちゃいましたけど(笑)」
――最初の映画の仕事が、『マエストロ!』みたいに素敵な作品だと、メモリアルですよね。
「西田敏行さんみたいな本当に大先輩の俳優の方々とご一緒することになるとは思ってもいなかったことなので、とても光栄に思います。演技をすること自体もミュージシャンとしてデビューした時は思ってもいなかったので、もうびっくりです(笑)。特に天道役の西田さんとはふたりのシーンが多くてご一緒する時間が長かったので、本当に光栄に思います」
――日本映画界を代表する大名優ですからね。オフカメラの時など、どういう会話を?
「『俳優を続けていてよかったことは、いろいろな人になれることで、今回は指揮者。いろいろな人の人生を生きられるので、それはよかった』というお話をしてくださいました。わたしもミュージシャンだけだったらフルートを吹くこともなかったし、両親を亡くした女の子の気持ちを考えて演じてみる、心をリンクさせてみるということはしなかったと思う。作詞をする時に想いが届くといいなと思いながら書くことはありますが、実際にその人物になることとはまた違うので、それは映画に携われたからこその経験だなと思いましたね」
――今回の映画は発見や学びが多そうです。最近自分がちょっと変わったと思うことは?
「変わったこと、あります! 曲を歌っている時の表情が、すごく豊かになったと言っていただけることが増えて、それがすごくうれしくて、早くも『マエストロ!』効果が出ていると思います(笑)。お芝居は微妙な表情で感情をスクリーンの中で伝えないといけなくて、その経験があったからこそ今度は歌っている時に表情が動くようになって、感情とリンクするようになったと思います。それはすごく自分にとってよかったことだなと思いますね」
映画『マエストロ!』は、1月31日(土)より、ロードショー!
© 2015「マエストロ!」製作委員会 © さそうあきら/双葉社
取材・構成・撮影/鴇田 崇(OFFICE NIAGARA)