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いよいよ10日「R-1ぐらんぷり2015」決勝戦! 本命は芸歴4ヶ月の芸人!?

Entame Plex 2015年2月9日 23時35分

明日10日、いよいよ決勝の火蓋が切られる“ひとり芸日本一”を決める大会『R-1ぐらんぷり 2015』。13回目を迎えた今回、過去最高のエントリー総数となった3751人の中から決勝大会への切符を手にしたのは、アジアン馬場園、エハラマサヒロ、とにかく明るい安村、厚切りジェイソン、やまもとまさみ、じゅんいちダビッドソン、NON STYLE石田(欠席)、ゆりやんレトリィバァ、あばれる君の9人(発表順)。

今大会の決勝戦は、昨年と同様に3つのブロックによるトーナメント形式で行われるが、今年は新たに決勝当日に「復活ステージ」を開催。そこから勝ち抜いてきた敗者復活者3人も加わり、計12人がネタ時間3分の決勝戦ファーストステージを戦う。その後、各ブロックから勝ち上がった3人がファイナルステージに挑み、優勝者を決定する。なお、優勝者には賞金500万円と副賞として全国ネット冠番組が授与される。

先週2日に行われた決勝進出者発表会見では、決勝進出者9人の発表後、事前にくじ引き抽選で決めた順番にトーナメント枠を自ら選択するという方式で、決勝大会のネタ順および対戦カードも決定。

エンタメプレックスは、決勝進出者発表会見を終えたばかりの7人に直撃し、決勝大会への意気込みなどを聞いた。(スケジュール都合で会場を後にしたエハラマサヒロと、欠席のNON STYLE石田からはコメントが到着)

『R-1ぐらんぷり 2015』決勝戦ファーストステージの対戦カードとともに紹介!


【Aブロック】
ゆりやんレトリィバァ、あばれる君、とにかく明るい安村、復活ステージ3位

◎ゆりやんレトリィバァ(よしもとクリエイティブ・エージェンシー大阪)


――NSCを主席で卒業されたそうですね。
「2013年にNSC大阪の35期生として主席で卒業したことで、過信や甘えがあったと思うんです。そうしているうちに、1コ下の36期生の8.6秒バズーカーが1年目で人気が出てきて、“このままじゃあかん、何か結果を残さないとふんわりしたまま終わってしまう”と思って……、(R-1予選では)人生でこんなに頑張ったことないんちゃうかっていうくらい頑張りました」

――芸人を志したきっかけは?
「8歳くらいからずっと芸人になりたくて。テレビで新喜劇を観て、面白すぎてめっちゃ衝撃的だったんです。元々、目立つのが好きだったのもあるんですけど、女優さんとかは綺麗やからテレビに出れてるけど、ブスでもスポットライトを浴びれるんやって(笑)」

――組み合わせの抽選でAブロックのトップバッターを選んだ理由は?
「わたしはここの場所に立てただけでも、自分の人生にとってプラスでしかないので、逆に力まずにできると思います。Aブロックの対戦が終わるまでは、“あっ、1コ目のネタの子覚えてんな”とか“1番目の子良かったな”って思ってもらえるくらいの空気をわたしが作って、その空気の中でみんなに戦ってもらおうっていう気持ちで挑みたいです」

――もし優勝したら、一番最初に誰に報告したい?
「ちょっと泣いてしまうかもしれないけど……家族に報告を(急に本当に泣き出し)◎△$@×&%#?! 中学生の頃にわたし全然友達が居なくて……、それがずっとイヤで親に相談したら、いつも“大丈夫、大丈夫”って言ってくれて明るく育ったので。友達じゃなかったくせに、芸人になってめっちゃ売れた時に、“中学校の時あの子と友達やってんで”って言われるようになったんねんクソが!って(泣笑)。そこで諦めんと学校とか休まずに行けたのも家族のおかげなんで、(大粒の涙をこぼしながら)うわーーん……」

――泣くのは優勝してからにしましょう(笑)。
「ごめんなさい(笑)」

――最後に決勝大会への意気込みをお願いします!
「とにかく大阪を背負っていくという気持ちで頑張りたいです」

◎あばれる君(ワタナベ エンターテインメント)


――決勝進出が決まった時の感想は?
「芸人を始めて一番嬉しかったかもしれません」

――初の決勝進出ということで、去年準決勝で終わった時は悔しかった?
「去年は本当に悔しかったですね。(結果を聞いて)負けたボクサーみたいにソファーにもたれて、気付いたら豆の数を数えてたみたいで(笑)」

――今回、決勝に進めた要因はどこにあったと思いますか?
「ある程度落ち着いて臨めたっていう部分かなと思います。去年は“決勝に行きたい!”って気持ちばかりが先走って、前のめりにコケてたような気がします。今年は、慎重に一歩一歩踏みしめて……、ネタやセリフひとつにもその落ち着いた感じが出ていたんだと思います」

――決勝でのプレッシャーや秘策は?
「あとはもうネタをやるだけなんで大丈夫ですね。変に作戦とか考えず、一本目から出し惜しみはしません! それがゴルゴ(松本)さんの教えなんで(笑)」

――今回、ゴルゴさんに報告の連絡は?
「その日にしました。“おぅ、いつもの感じでやっちゃえよ! いつもの感じな! あ~い”って、すげぇ喜んでくれました(笑)」

――同じ事務所と言えば後輩の厚切りジェイソンさんが決勝に残っていますが。
「アイツ、僕に憧れて養成所に入ったって言ってるんですけど、今日(の取材で)そんなことひと言も言わないですよね、アイツ。“尊敬してます”って言うくせに、R-1準決勝で永井祐一郎さんにも同じこと言ってて。“何だコイツ、これが営業マンの実力か”って(笑)。後輩に負けたくないので、勝って公の場で“尊敬してる”と言わせます(笑)」

――最後に決勝大会への意気込みをお願いします!
「決勝では、絶対優勝目指して、それしか見えていません! いい意味でも悪い意味でもネタがマジメというのが自分の強みだと思っています。言葉ひとつひとつに遊びをいっぱい込めているんで、肩に力を入れて見てください(笑)」

◎とにかく明るい安村(よしもとクリエイティブ・エージェンシー東京)


――昨年ピン芸人となって即決勝進出ということで、驚きはありましたか?
「2014年の4月に13年やっていたコンビ(アームストロング)を解散して……。ピン芸人になってから単独ライブも3、4回やったんですけど、ネタも全然ウケなくて……。そこから考えるとなかなかすごいなと」

――その全然ウケなかった状況からネタはどのように?
「“どういうネタをやったらいいですか?”ってレイザーラモンRGさんに相談したら、“とりあえず全部やった方がいい。どれかひとつ(自分に)合うのが絶対あるから”って言われて、漫談、コント、歌ネタ、フリップとか全部のネタをやっていたら“パンイチ(パンツ一丁)”があったんですよ(笑)!」

――(笑)。そのまさかの“パンイチ”から決勝の舞台にのし上がりましたが。
「この“パンイチ”のネタを一番最初にやった時、全然ウケなくて……。でもその時、僕は“これはもう見つけたな!”と思ったんです。曲もつけてこれは最高にいいやつが出来たなと、自分の中では自信がありましたね」

――決勝進出を聞いた奥さんの反応はいかがでした?
「喜んでましたね。13年やってたコンビの解散を僕から言い出して……、奥さんと子どももいるんでお笑い辞めて働こうと思って奥さんに相談したら“いや、やった方がいい。絶対面白いし売れるからピンでやりなよ”って言ってくれて、ピンでやることにしたんです。だから奥さんにはすごく感謝してますね」

――最後に決勝大会への意気込みをお願いします!
「(ピンでのキャリアが)まだ浅いのでネタの幅は広くないですけど、ここは何とか優勝して、一番薄着の優勝者ということで“パンイチ”で海外とかにロケに行きたいです(笑)」


【Bブロック】
厚切りジェイソン、エハラマサヒロ、アジアン馬場園、復活ステージ2位

◎厚切りジェイソン(ワタナベエンターテインメント)


――まだ芸歴5ヶ月目ということですけど、芸人を志したきっかけは?
「今、(IT系の)会社の役員をやってるんですけど、いつかは芸人をやってみたいなとずっと思ってて。ザブングルさんのお笑いライブを見に行ったときに、“腕力に自信がある人はいますか”って企画をやってて、手を挙げたら舞台に上げさせられて1000人くらいの前で加藤さんと腕相撲する機会があったんです。その時は僕が勝って加藤さんに“悔しいです!”と言われたりして。で、その後に“メールくださいね”って無理矢理僕の名刺を渡したら本当にメールをくださいまして、飲みに連れていってくれたんです。加藤さんからワタナベコメディスクールというのがあって週末だけのコースもあるよと話を聞いて、別に会社を辞めないでも通えるということが分かってすぐに申し込みました」

――日本のお笑いには興味があったんですか?
「元々好きでした。でも、2005年に初めて日本に来たころは、日本語が全然出来なかったんですけど、当時は『エンタの神様』などのネタ番組がブームで、“楽しそうだな”と思って、ひたすら字幕(テロップ)付きのリズムネタとかを観て勉強しました。オチの部分の字だけ色が違ったり大きくなっていて、みんなそこで笑っているなーと思って、何故それが面白いのか辞書で調べたりして単語帳を作ったりしました」

――アメリカと日本では笑いのツボが違うのでは?
「全然違いますね。アメリカのお笑いは、皮肉とか政治とか差別が多いんですけど、アメリカでやったら絶対にウケるだろうってネタを養成所で一度やってみたら、スベってしまってビリでした(笑)。国家機密保護法とかをネタに入れたりしてたんですけど、全然ダメで。そこから違う形でやってみようと思いました」

――ジェイソンの一番の強みってどこだと思いますか?
「他の芸人さんと視点が違うところですかね」

――準決勝の観客投票も1位だったそうですけど、手応えはあった?
「(決勝に)いったかなーという気持ちもちょっとはありましたけど、他の皆さんもウケてたので、まさか1位とは思ってませんでした」

――会社の役員と芸人との両立でネタ作りが大変なのでは?
「通勤電車だけですね(笑)。片道90分くらいあるので、往復の3時間で毎日考えてます」

――では、最後に決勝に向けての意気込みをお願いします!
「ここまで来たら最後までやり尽くすしかないですね。優勝に向けて全力で頑張ります。以上!」

◎エハラマサヒロ(よしもとクリエイティブ・エージェンシー東京)


――決勝進出が決まったときの感想は?
「いや~、もう5年ぶりの決勝進出なんでね。それからR-1に出てないと思われがちなんですけれど、4年連続準決勝敗退で心が折れかけたところで決勝が決まったので、本当にやっときたなという感じですね。新人の気持ちで頑張りたいと思います」

――過去2回の決勝は準優勝でしたが。
「本当に500万円がここまできて、2回連続で逃すという。そして、“次こそは絶対とったんで”と自分でも正直キテるなと思ってからの4年連続敗退。2回くらい輪廻転生を繰り返し、新たな気持ち、新人の気持ちで来ています」

――準決勝終わりでの手応えはいかがでしたか?
「決勝進出もあるかなと思っていたんですけれど、ウケている人が多かったので、上位の15~20人は団子状態やな、だれがいってもおかしくないなと思ってました」

――エハラさんにとってR-1ぐらんぷりとは?
「忘れ物を取りにいく場所です! みなさん“夢ですね”とか言うかもしれないですけれど、僕はR-1きっかけでピン芸人生活が始まったといっても過言ではないので、“忘れ物”を取りにいく場所です」

――最後に、決勝への意気込みをお願いします!
「5年前は肩肘はっていたんですけれど、今は本当に自分が楽しいことをやろうと一心になっています。決勝の舞台を楽しみます!」

◎アジアン馬場園(よしもとクリエイティブ・エージェンシー東京)


――今回、R-1ぐらんぷりに出場した理由は?
「今までやったことのないことに色々と挑戦したいという気持ちもありましたけど、(相方の)隅田さんが今年で40歳だし婚活に集中したいって……。それで、“もうわたしの事ブスってイジらんといてな”ってめっちゃ怒ってNGが出たんですよ(笑)。NSCでコンビ組む時に、“結婚したら家庭に入ります”って元々話してたから、もしうまくいって結婚して“わたしもうお笑い辞めるわ”って言われたらどうしようって危機感はすごいあるんです」

――隅田さんから激励の言葉は?
「全然ないです。最近、隅田さん主催の“隅田会”っていうのを開いて、若い俳優と飲み歩いてるみたいで(笑)」

――ピンでの決勝の舞台ということで緊張はありますか?
「めちゃめちゃ緊張しますね。女芸人の中で友近、ハリセンボン、渡辺直美ちゃん、森山中とかみんな後輩なんですよ。よしもとの女芸人でいうと後輩ばかりが、どんどんテレビで活躍してて……、だから自分の中では認知度も実力もまだまだ途中の段階なんですよね。そういう意味でも追いつきたいという気持ちはあります。プロレスラーでもそうですけど、下積みが長い人ほど技の綺麗さとかにこだわらずに度胸だけでぶつかっていくような泥臭い試合が好きなんですよ。胸と首が真っ赤っ赤になるやつね(笑)。決勝では雑草魂をぶつけたいなと思います!」

――最後に決勝大会への意気込みをお願いします!
「(プロレスラー・小島聡のフレーズを真似して)いっちゃうぞバカヤロー!」


【Cブロック】
NON STYLE石田、やまもとまさみ、じゅんいちダビッドソン、復活ステージ1位

◎NON STYLE石田(よしもとクリエイティブ・エージェンシー東京)


――決勝進出が決まったときはどう思われましたか?
「普通に出番終わりに“打ち合わせが入りました”って急に言われて、“急にかぁ~”って思ったら(決勝進出を)言われました。嘘でしょ。って感じです。驚きですね。やっぱりほかの方々もみんなバンバンウケてたんで、まさか自分が通るとはって感じでしたね。もうドキドキです。ほんとにピン芸人としてすごい方がたくさん出てるので、胸を借りる気持ちで行きたいです」

――一番応援してくれてる仲間は?
「そうですね~シルクさんじゃないですかね? まだ報告はしてないですけど。R-1に出るっていう旨は伝えてました。毎年シルクカレンダーにいつも僕を使おうとするので、だからそういう人じゃないんやぞっていうのを、ちゃんとネタできる人なんやぞっていうのを伝えたいと思います」

――今、ネタはどんな仕上がりなんですか?
「決勝が決まったということで、また一から練り直そうかと思ってるんですけど。漫才師でやってるからこそ、しゃべらずにいけたらいいなっていうのがあるんですが…まぁまだわかんないです!」

――強敵になりそうなのは?
「僕からしたらもう、全員ピンでしっかりやってはる人なんで、全員ですかね。でも強いていうなら馬場園さんは同じ漫才師としての出場なんで、そこはやっぱり、ライバル視みたいなのはありますね」

――普段はコンビで漫才してますが、ひとり芸では全然違いますか?
「ぜんっぜん違いますね! やっぱり安心感がないんですよ、全部一人なんで。たとえばNONSTYLEやったらすべっても井上のせいにしたらええやと思ったりしますけど、それもないし。怖いですね」

――石田さんにとってR-1ぐらんぷりとは?
「毎年お酒を飲みながら楽しくみる番組でした。それが一変して、もう一人のネタのことを考えたら一滴もお酒を楽しく飲めないですね。今までは僕には縁のない大会やなとは思ってたんですけど、でもいつかは挑戦してみたいなとは思ってて。今回挑戦してみて、こんなに難しいんやっていうのと、オレこんなに何もできひんねやって思いましたね。自分の幅がやっぱり二人用に染まってて、一人になるとこんなに縮こまるんやなって。脳みそ自体が縮こまってる感じがありますね。今までR-1を研究しながら見てこなかったんです。ただただお酒のつまみにしてきたんで、後悔しましたね。一人で挑戦を決めてみて」

――最後に決勝への意気込みをお願いします!
「井上抜きでも、面白いと思ってもらうぞ!」

◎やまもとまさみ(佐藤企画)


――まずは、決勝進出が決まった時の気持ちは?
「ホッとしましたね」

――昨年のR-1ぐらんぷりで優勝してから、反響や周囲の見る目は変わりましたか?
「優勝してからは、ライブとかで会った時に後輩が立って挨拶するようになりましたよ(笑)。あれっ!? 今まで立ってたっけ?みたいな(笑)」

――昨年に優勝して、今回続けて出場したのには理由が?
「『R-1ぐらんぷり』での優勝を目指して、ネタを作って芸歴のほとんどを費やしてきましたから。そして、昨年チャンピオンになって……、なだぎ(武)さんが2連覇をやっているというのが大きかったですね。あとは、事務所の先輩の東(貴博)さんに昨年の夏ごろから“出りゃいいじゃん! 何で出ないの!?”ってずっと言われてて……、考えてみたら今年その2連覇に肩を並べられるチャンスがあるのは僕ひとりだけなので、ひとりしか使えない切符を僕がもらった訳ですから、ダメでも使った方がいいなと思うようになりましたね。そこが達成できたら3連覇を目指して2016年に向けてやるだけで」

――では、東さんのひと言が背中を押したと?
「ダメ押しだったのは、秋ごろ東西線に乗ってた時に、目の前のカップルが“R-1で優勝した人面白いよねー”“そうそう! あばれる君”“だよねー”って会話をしてたんですよ。それを聞いてショック過ぎて寝てないのに駅2つ乗りすごしちゃって(笑)。だから決勝にあばれる君が来て欲しかったんですよ!」

――2度目の決勝ということで準備は万端?
「去年以上に準備してます。正直、2016年のネタもちょっと考え始めてます」

――優勝したら全国ネットの冠番組が副賞としてついてきますが、どんな番組がやってみたい?
「番組で旅に行きたいです。(雨上がり決死隊の)蛍原さんと北海道ロケに行って、『北の国から』のいろんな事を教えてほしいですね」

――最後に決勝大会への意気込みをお願いします!
「まだまだ夢の通過点ですので! 3連覇しか見えていませんので、優勝して2016年また会えるように頑張ります」

◎じゅんいちダビッドソン(アミー・パーク所属)


――会見では、優勝して賞金でミラノに行って本田圭佑選手に会ってみたいと仰ってましたが。
「お会いした瞬間は、“お忙しいところ申し訳ないんですけど、実は私、日本でお笑い芸人をやってまして……”ってすごい低姿勢でフツーの挨拶をすると思います(笑)」

――本田選手はじゅんいちダビッドソンさんのこと知ってますかね?
「知ってていただいてたら嬉しいですけど……、日本代表で“おい、じゅんいちダビッドソン”みたいに変なイジられ方とかしたら“ちゃうわ! アイツ何やねん”ってことになって嫌われてたりするとショックですね(苦笑)。そのためにも、優勝してトロフィーを持って挨拶に行きたいと思います」

――そもそも本田選手のものまねをやり始めたきっかけは?
「ものまねとかやったことなかったんですけど、まわりの芸人に“似てるから(ものまねを)やってみれば?”って言われ出した最初の1年くらいは違うネタやってるからって断ってたんですよ。そして、1年経ってからちょっとやってみたらめっちゃ反応が良くて。ものまねの出じゃないので、ものまねだけで笑いを取るのは厳しいからコントや漫談とかの形にしていったらうまい具合に、これが自分のネタのメインになりました」

――準決勝では手応えはありましたか?
「正直、手応えは去年よりあったんですよ。だけど準決勝に残っている人達って誰が決勝に行ってもおかしくないレベルなんで、手応えはあったけど決勝に行けるか分からないというのが本音でしたね」

――優勝したら、賞金の使い道は宣言通りミラノに?
「優勝したら、ミラノには確実に行きます! 出来れば本田選手にお会いしてご挨拶もしたいですし、ACミランの試合で応援したいですね。あと、結婚したんですけど新婚旅行に行けてないので、連れて行けば新婚旅行になるんじゃないかと」

――最後に決勝大会への意気込みをお願いします!
「サッカー好きな人って結構僕のこと応援してくれる人が多いんですよ。優勝したらサッカーファンの方もちょっとくらいは盛り上がってくれるんじゃないかなーって。微々たる力ですけど、お笑い界とサッカー界を優勝して盛り上げたいと思います!」



決勝進出者発表会見に出席した決勝進出者のうち4名が、決勝でのライバルに厚切りジェイソンの名を挙げていたが、3751人の頂点に立つのは果たして誰なのか――。
『R-1ぐらんぷり 2015』決勝戦の模様は、2月10日(火)午後7時から関西テレビ・フジテレビ系で生放送される。

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