2015年のオープニング記録を樹立し、4月には早くも続編のクランクインが決定した映画『ミュータント・タートルズ』。ワチャワチャした若亀4兄弟の爽快なアクション・アドベンチャーがスクリーンを席巻するなか、“普通”の人間代表として劇中で健闘するミーガン・フォックスとウィル・アーネットにインタビュー。まったく脚本がない状態での撮影だったという苦労話や子供のまま成長したようなタートルズの魅力について聞いた。
――おふたりはタートルズ誕生の秘密を唯一知るTVレポーター、エイプリル役と、彼女が働くチャンネル6の同僚カメラマン、ヴァーン役を熱演しましたが、感想はいかがですか?
ミーガン・フォックス(以下、ミーガン)「彼らの大ファンだったのよ! 子供の頃からね。大好きだったタートルズの世界に入り込めて本当に嬉しかった。まるで幼なじみと共演するくらいの想い入れがあったわ」
ウィル・アーネット(以下、ウィル)「僕は息子たちがタートルズのアニメーションを観てハマっていたことを知っていたんだ。今度はお父さんが出るってことで、僕はヒーローだよね(笑)。まあ、それほど考えず、に脳を使わずに世界観に入れたのでよかった。脳を使わないことは得意だからね(笑)」
――今作は荒唐無稽な世界観ですが、エイプリルの仕事上の葛藤はリアルな女性のドラマですね。そこだけ切り取るとマジメな設定なので、演じる上では大変でしたか?
ミーガン「タートルズのみだと楽しいだけになってしまうから、私のような役柄を置いて地に足がついた映画にしなくちゃいけなかったと思うの。彼女は皆にクレイジーじゃないかと思われるくらい突拍子もない子だけど、そういう強い女性が必要だったと思うわ」
――その一方で、過激なアクションに巻き込まれてしまいますが、そこも大変だったのでは?
ミーガン「うーん。これは言うべきか迷うけれど(笑)、常に脚本がなくて、あっても絶えず書き直しが起こっていたのよ。自分としては、その状態についていくことが大変だったかな(笑)」
――なるほど(笑)。ただ、その方がリアル感出ますよね? 慌ててしまう感じとか。
ミーガン「そういう面も確かにあったわ。特にマイケル・ベイ作品はリアルに爆発もあるし、危険な目にも遭うので、まったく演技が必要ないくらい(笑)。だからリアルなの(笑)」
――予想はしていましたが相当すごいですよね。でも、脚本がないとは思えない演技でした。
ミーガン「そうね(笑)。その日の撮影するパートを現場で作っていたこともあったわよ」
ウィル「たとえば監督に本番で『アクション!』と言われても『え!? ナニをやるの?』みたいなことがあったな。『何でもいいから、何かやって!』みたいなこともあったよね(笑)」
ミーガン「まるでネイビーシールズ(アメリカ海軍の特殊部隊)の学校で特殊な訓練しているような過酷な感じだったから、その後の現場に行ったらスーパーのレジを打っているような感じかもね(笑)」
――最後になりますが、子供のまま成長したようなタートルズについてどう思いますか?
ミーガン「もともとマイキー(タートルズのメンバーの一人で、ヌンチャクの達人:ミケランジェロ の愛称)のキャラクターが大好きだったけれど、この映画でも本当にかわいくて男らしくて、自由で開放的なティーンネイジャーそのものなの。みんなそう。タートルズは人間社会に関わらないで生活しているので、本当に心が子供のままなのよ」
ウィル「まだシニカルじゃない、心が純粋で、世間ズレしていないわけだ。僕たちも一時は純粋さを持った人間だったけれど、だんだんいろいろな社会的なモノに影響されて……」
ミーガン「うーん、落ち込む話よね(笑)。確かに人はピュアなものにあこがれるじゃない?」
ウィル「『E.T.』のような映画もそうだけれど、子供のワッ! っていう驚きをスピルバーグは捉えていたよね。彼らもそういう存在なのさ。でも、戦いは強いがね!」
映画『ミュータント・タートルズ』は、大ヒット上映中!
©2014 paramount Pictures. All Rights Reserved.
取材・構成・撮影/鴇田 崇(OFFICE NIAGARA)
――おふたりはタートルズ誕生の秘密を唯一知るTVレポーター、エイプリル役と、彼女が働くチャンネル6の同僚カメラマン、ヴァーン役を熱演しましたが、感想はいかがですか?
ミーガン・フォックス(以下、ミーガン)「彼らの大ファンだったのよ! 子供の頃からね。大好きだったタートルズの世界に入り込めて本当に嬉しかった。まるで幼なじみと共演するくらいの想い入れがあったわ」
ウィル・アーネット(以下、ウィル)「僕は息子たちがタートルズのアニメーションを観てハマっていたことを知っていたんだ。今度はお父さんが出るってことで、僕はヒーローだよね(笑)。まあ、それほど考えず、に脳を使わずに世界観に入れたのでよかった。脳を使わないことは得意だからね(笑)」
――今作は荒唐無稽な世界観ですが、エイプリルの仕事上の葛藤はリアルな女性のドラマですね。そこだけ切り取るとマジメな設定なので、演じる上では大変でしたか?
ミーガン「タートルズのみだと楽しいだけになってしまうから、私のような役柄を置いて地に足がついた映画にしなくちゃいけなかったと思うの。彼女は皆にクレイジーじゃないかと思われるくらい突拍子もない子だけど、そういう強い女性が必要だったと思うわ」
――その一方で、過激なアクションに巻き込まれてしまいますが、そこも大変だったのでは?
ミーガン「うーん。これは言うべきか迷うけれど(笑)、常に脚本がなくて、あっても絶えず書き直しが起こっていたのよ。自分としては、その状態についていくことが大変だったかな(笑)」
――なるほど(笑)。ただ、その方がリアル感出ますよね? 慌ててしまう感じとか。
ミーガン「そういう面も確かにあったわ。特にマイケル・ベイ作品はリアルに爆発もあるし、危険な目にも遭うので、まったく演技が必要ないくらい(笑)。だからリアルなの(笑)」
――予想はしていましたが相当すごいですよね。でも、脚本がないとは思えない演技でした。
ミーガン「そうね(笑)。その日の撮影するパートを現場で作っていたこともあったわよ」
ウィル「たとえば監督に本番で『アクション!』と言われても『え!? ナニをやるの?』みたいなことがあったな。『何でもいいから、何かやって!』みたいなこともあったよね(笑)」
ミーガン「まるでネイビーシールズ(アメリカ海軍の特殊部隊)の学校で特殊な訓練しているような過酷な感じだったから、その後の現場に行ったらスーパーのレジを打っているような感じかもね(笑)」
――最後になりますが、子供のまま成長したようなタートルズについてどう思いますか?
ミーガン「もともとマイキー(タートルズのメンバーの一人で、ヌンチャクの達人:ミケランジェロ の愛称)のキャラクターが大好きだったけれど、この映画でも本当にかわいくて男らしくて、自由で開放的なティーンネイジャーそのものなの。みんなそう。タートルズは人間社会に関わらないで生活しているので、本当に心が子供のままなのよ」
ウィル「まだシニカルじゃない、心が純粋で、世間ズレしていないわけだ。僕たちも一時は純粋さを持った人間だったけれど、だんだんいろいろな社会的なモノに影響されて……」
ミーガン「うーん、落ち込む話よね(笑)。確かに人はピュアなものにあこがれるじゃない?」
ウィル「『E.T.』のような映画もそうだけれど、子供のワッ! っていう驚きをスピルバーグは捉えていたよね。彼らもそういう存在なのさ。でも、戦いは強いがね!」
映画『ミュータント・タートルズ』は、大ヒット上映中!
©2014 paramount Pictures. All Rights Reserved.
取材・構成・撮影/鴇田 崇(OFFICE NIAGARA)