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福島ドキュメンタリー『いわきノート』無料上映会開催

Entame Plex 2014年2月15日 22時44分

映画『いわきノート FUKUSHIMA VOICE』は“福島の人たちの声を世界に届ける”ために、11名の大学生が丹念に取材を重ねたドキュメンタリー作品で、震災の記憶が風化してゆく現状を感じたという彼らによる撮影素材はのべ90時間にも及び、被災地の人びとの声を紡ぐ映像として構成されている。

本作品の完成披露無料上映会が、2月16日(日)いわきアリオス小劇場、2月21日(金)筑波大学大学会館ホール、3月2日(日)渋谷UPLINKで開催される。

このドキュメンタリーで彼らが取材してまわった“いわき市”は、映画フラガールの舞台としても知られる福島県南部に位置する街で、東日本大震災では446名が犠牲となり、現在の福島第一原発の周辺町村から2万人以上の避難者を受け入れており、環境変化のストレスや風評被害が住民たちにのしかかる状況の中、自らの経験や思いを語る場として開催されている『未来会議inいわき』で偶然に出会った人々による対話が、過去から現在そして未来に向けて発展する様子をカメラが追っている。

さらに、この会議に参加する人々の日常をも見つめ、農業や漁業に携わる人、子育て中の母親たち、教師と高校生、僧侶やサーファー、そして今なお仮設住宅で生活する人たちなど、市の人々が語る言葉をひとつずつ照らし、一人ひとりの物語が丹念に描かれている。

なお、映画『いわきノートFUKUSHIMA VOICE』4月より全国にて順次公開予定。

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