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ハリウッド版『オールド・ボーイ』6月に公開決定!

Entame Plex 2014年2月17日 13時51分

土屋ガロンと嶺岸信明の原作による日本のコミックをベースにした韓国映画『オールド・ボーイ』は、復讐に人生を捧げたふたりの男がたどる壮絶な運命を描き、カンヌ国際映画祭グランプリを受賞した。
そしてこのたび公開がスパイク・リー監督によるリメイクが決定。このハリウッド版『オールド・ボーイ』は、韓国版のテーマとドラマの骨格を受け継ぎつつも、舞台をアメリカの架空の都市に移し、9.11同時多発テロ、イラク戦争、ハリケーン・カトリーナ襲来、そしてバラク・オバマ大統領誕生と、1993年から2013年までの激動のアメリカを背景に、新解釈をふんだんに織り交ぜており、原作コミックとも韓国版とも異なる新たな復讐劇と結末を創出した。

本作は、20年にも及ぶ監禁生活という究極の孤独の中で唯一の肉親である娘との再会を夢見るジョーが、父親としての情愛に駆られてますます復讐にのめり込んでいく悲劇性の濃いドラマには“贖罪”というテーマがこめられており、極限状況に引きずり込まれた主人公ジョーの狂気と野性を徹底的に描き出している。

そして、主人公ジョーを演じるのは「ノーカントリー」などに出演の実力派俳優ジョシュ・ブローリンで、本作の前半約20分にわたってひとり芝居で表現する監禁部屋のシークエンス、さらに30人以上の敵との肉弾バトルを長回しのワンカットで演じきった乱闘シーンでは、ブローリンの新境地とも言える気迫を強烈に印象づける熱演をみせている。また、ジョーの心のよりどころとなるソーシャル・ワーカーのマリー役には、映画デビュー作「マーサ、あるいはマーシー・メイ」で数多くの映画賞に輝き、今夏公開の映画「GODZILLA」のヒロインにも抜擢されたエリザベス・オルセン、「第9地区」の主演を務め一躍脚光を浴びた曲者俳優シャールト・コプリーが、神をも恐れぬ復讐計画を実行する謎の男を不気味に演じている。

なお、ハリウッド版『オールド・ボーイ』は、6月より新宿バルト9ほか全国で順次公開される。

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