“私の気持ちを代弁してくれている”と、女子高生を中心に恋する女性から高い支持を受けるシンガーソングライター:FUKI。メジャーデビューシングル「キミじゃなきゃ」は、さりげないわずかな心の震えを描写し、瞬く間に“ポスト西野カナ”と評されることに。そんな彼女が2月10日に6つの異なるラブストーリーを収録したConcept Album「キミへ ~LOVE SONG COLLECTION~」をリリース。今回は、SNSから火がついたFUKIのサクセスストーリーを深堀りしていきつつ、さらには彼女のプロデューサーであり、シェネルや平井大を手がけるEIGO(エイゴ)の意外な素顔も明らかに……。
――今作が初アルバムとのことですが。
「ただただうれしかったです。幸せです。これまで買っていたCDに自分が写っているのは不思議な感覚でした」
――そもそも歌に興味を覚えたのはいつ頃ですか?
「小さい頃から、テレビでアーティストが歌っているのを録画してマネをしたり……安室奈美恵さんやMAXさんに憧れていました。本格的にライブを始めたのは高校生のころですね」
――その頃はコピーバンドを?
「そうですね、加藤ミリヤさんとか。高校3年生からは自分で作詞・作曲をするようになりました。イヤな出来事があったら、ババッてノートにつづって、それにメロディをつけてみようか、ってノリでしたね」
――歌詞にするのはイヤなことなんですね。
「学校であったちょっとした嫌なこと、悲しいこと……。最初の頃は暗い歌ばかりでした(笑)」
――歌への欲求はずいぶんとネガティブなところから始まったんですね(笑)。それを人前で披露していたんですか?
「いえいえ! それはさすがに厳しいので、色々と試行錯誤して、聴かせられる内容まで考えてからでしたね。私、人見知りなんですが、昔からクラスのお遊戯会みたいなところで何かを表現するのは好きだったんです。描いた絵を見せたり、自分で振り付けしたダンスを踊ったり。その延長上に歌うことがあったと思います」
――初ライブはどんな感じだったのでしょう?
「初ライブは、クラブのイベントだったと思います。当時はまだカバー中心で、特にお客さんの好反応もなく…。(苦笑)それでも、歌うことは好きだったので、ライブはずっと続けたいと思いました」
――メジャーデビューするまでのインディーズ時代はかなり長かったようですね。
「4~5年前にプロデューサーのEIGOさんと知り合って。当時は『ああ、EIGOさんがいるからもう大丈夫だ!』なんて思っていたこともありました(笑)。でも、なかなかデビューできず、曲を何度も作り続けて。ようやく昨年メジャーデビューができて万感の思いです」
――昨年末にメジャーデビューを果たしましたが、気持ちのうえで変化はありましたか?
「正直、あまり感じていなくて…。デビューした事で、お仕事の幅は増えましたが、曲を作ってレコーディングする作業はデビュー前も、今も、ずっと変わらないので。ただ、周りに応援してくれる人やスタッフの人が増えて“がんばらなきゃ!”って気合いは入りましたね。」
――好きなことで食べていくのは大変ですよね。
「歌とアルバイトの日々でしたから……。例えば、同窓会に行くと、友達はみんな社会人になって一生懸命仕事をしていたり、『いま何やってんの?』って聞かれて、答えづらいなぁ…と思った事も正直ありました。でも今は、デビューした事でやっと自信をもって言えるようになったので、とにかくがんばっていきたいですね。」
――不安もありましたか?
「不安は常にあります。でも、EIGOさんや周りで協力してくれる人たちもいるので、前に進んでいくだけです」
――FUKIさんの曲は恋にまつわる内容が多いですが、どのように作られるのでしょうか?
「実体験もあるし、本や映画からインスパイアを受けて書くこともあります。メジャーデビュー曲『キミじゃなきゃ』は知人の恋愛相談から生まれたのですが、その場にはEIGOさんもいて」
――EIGOさんもいたんですね。そうした「恋バナ」から楽曲が生まれるケースも多いのですか?
「EIGOさんと作る場合はほとんどそうです。『こういう曲を考えているんですけど』って相談したら、EIGOさんはすごく具体的にアドバイスをくれるんですよ。EIGOさん、心はギャルなんで(笑)」
――ちょっと想像できないですね(笑)。
「見た目はいかついんですけど、中身は乙女で(笑)。例えば、芸能人やアイドルと付き合う女の子の気持ちを想像したりして、歌詞を書いたりします。」
――FUKIさん個人として、うまくいく恋愛といかない恋愛、どちらが好きですか?
「いい歌が書けるのはうまくいかない恋愛ですね。なんなんでしょうね。別れたり、ケンカすると歌詞がスラスラ出てくる(笑)」
――女子高生から絶大な支持を受けているFUKIさんですが、そういった子たちに共感されるのはどんな気持ちでしょうか?
「自分が女子高生だったとき、憧れの存在っているわけじゃないですか。そういうポジションに自分が少しでも近づけているなら……申し訳ない(笑)」
――申し訳ない?
「若い子たちが、よい道に進む道しるべとして少しでも役に立つ存在になれたらいいなと考えています。女子高生の中には、自分の気持ちをうまく表現できない子もいるので、気持ちを代弁する何かを提示していけたらと思いますね」
――「これが私の言いたかったことなんだ!」って。
「はい。そういった評価をもらえていることはすごくうれしいですね。ただ、恋愛ソングにとどまらず、別ジャンルの曲も歌っていきたいです。友だちや家族に向けた感謝の気持ちをテーマにしてみたり」
――では、最後に「キミへ~LOVE SONG COLLECTION~」についてお聞かせください。
「このアルバムには、6つのラブストーリーがつまっています。それぞれが異なり、その日の気分に合う物語がきっと見つかるはずです。ぜひ聴いてみてください」
――今作が初アルバムとのことですが。
「ただただうれしかったです。幸せです。これまで買っていたCDに自分が写っているのは不思議な感覚でした」
――そもそも歌に興味を覚えたのはいつ頃ですか?
「小さい頃から、テレビでアーティストが歌っているのを録画してマネをしたり……安室奈美恵さんやMAXさんに憧れていました。本格的にライブを始めたのは高校生のころですね」
――その頃はコピーバンドを?
「そうですね、加藤ミリヤさんとか。高校3年生からは自分で作詞・作曲をするようになりました。イヤな出来事があったら、ババッてノートにつづって、それにメロディをつけてみようか、ってノリでしたね」
――歌詞にするのはイヤなことなんですね。
「学校であったちょっとした嫌なこと、悲しいこと……。最初の頃は暗い歌ばかりでした(笑)」
――歌への欲求はずいぶんとネガティブなところから始まったんですね(笑)。それを人前で披露していたんですか?
「いえいえ! それはさすがに厳しいので、色々と試行錯誤して、聴かせられる内容まで考えてからでしたね。私、人見知りなんですが、昔からクラスのお遊戯会みたいなところで何かを表現するのは好きだったんです。描いた絵を見せたり、自分で振り付けしたダンスを踊ったり。その延長上に歌うことがあったと思います」
――初ライブはどんな感じだったのでしょう?
「初ライブは、クラブのイベントだったと思います。当時はまだカバー中心で、特にお客さんの好反応もなく…。(苦笑)それでも、歌うことは好きだったので、ライブはずっと続けたいと思いました」
――メジャーデビューするまでのインディーズ時代はかなり長かったようですね。
「4~5年前にプロデューサーのEIGOさんと知り合って。当時は『ああ、EIGOさんがいるからもう大丈夫だ!』なんて思っていたこともありました(笑)。でも、なかなかデビューできず、曲を何度も作り続けて。ようやく昨年メジャーデビューができて万感の思いです」
――昨年末にメジャーデビューを果たしましたが、気持ちのうえで変化はありましたか?
「正直、あまり感じていなくて…。デビューした事で、お仕事の幅は増えましたが、曲を作ってレコーディングする作業はデビュー前も、今も、ずっと変わらないので。ただ、周りに応援してくれる人やスタッフの人が増えて“がんばらなきゃ!”って気合いは入りましたね。」
――好きなことで食べていくのは大変ですよね。
「歌とアルバイトの日々でしたから……。例えば、同窓会に行くと、友達はみんな社会人になって一生懸命仕事をしていたり、『いま何やってんの?』って聞かれて、答えづらいなぁ…と思った事も正直ありました。でも今は、デビューした事でやっと自信をもって言えるようになったので、とにかくがんばっていきたいですね。」
――不安もありましたか?
「不安は常にあります。でも、EIGOさんや周りで協力してくれる人たちもいるので、前に進んでいくだけです」
――FUKIさんの曲は恋にまつわる内容が多いですが、どのように作られるのでしょうか?
「実体験もあるし、本や映画からインスパイアを受けて書くこともあります。メジャーデビュー曲『キミじゃなきゃ』は知人の恋愛相談から生まれたのですが、その場にはEIGOさんもいて」
――EIGOさんもいたんですね。そうした「恋バナ」から楽曲が生まれるケースも多いのですか?
「EIGOさんと作る場合はほとんどそうです。『こういう曲を考えているんですけど』って相談したら、EIGOさんはすごく具体的にアドバイスをくれるんですよ。EIGOさん、心はギャルなんで(笑)」
――ちょっと想像できないですね(笑)。
「見た目はいかついんですけど、中身は乙女で(笑)。例えば、芸能人やアイドルと付き合う女の子の気持ちを想像したりして、歌詞を書いたりします。」
――FUKIさん個人として、うまくいく恋愛といかない恋愛、どちらが好きですか?
「いい歌が書けるのはうまくいかない恋愛ですね。なんなんでしょうね。別れたり、ケンカすると歌詞がスラスラ出てくる(笑)」
――女子高生から絶大な支持を受けているFUKIさんですが、そういった子たちに共感されるのはどんな気持ちでしょうか?
「自分が女子高生だったとき、憧れの存在っているわけじゃないですか。そういうポジションに自分が少しでも近づけているなら……申し訳ない(笑)」
――申し訳ない?
「若い子たちが、よい道に進む道しるべとして少しでも役に立つ存在になれたらいいなと考えています。女子高生の中には、自分の気持ちをうまく表現できない子もいるので、気持ちを代弁する何かを提示していけたらと思いますね」
――「これが私の言いたかったことなんだ!」って。
「はい。そういった評価をもらえていることはすごくうれしいですね。ただ、恋愛ソングにとどまらず、別ジャンルの曲も歌っていきたいです。友だちや家族に向けた感謝の気持ちをテーマにしてみたり」
――では、最後に「キミへ~LOVE SONG COLLECTION~」についてお聞かせください。
「このアルバムには、6つのラブストーリーがつまっています。それぞれが異なり、その日の気分に合う物語がきっと見つかるはずです。ぜひ聴いてみてください」