『カイジ「命より重い!」お金の話』『僕たちはいつまでこんな働き方を続けるのか?』など、これまでに36冊もの著書を手掛け、累計110万部を達成! また、朝の情報番組でコメンテーターも務める注目の若手経済ジャーナリスト:木暮太一が世の中のわかりづらいあれこれを、わかりやすく解説していきます。
今回のテーマは「WiFi」です。
ーーーーー
———「この機種は、Wi-Fiをご利用いただけます」
最近、スマホが普及するにつれ、セットで「Wi-Fi」という言葉も耳にするようになりました。
「Wi-Fiを使えた方が便利」だとか「Wi-Fiは気をつけた方がいい」とか、
「ゲーム機がWi-Fi対応」だとか。
———「うん、全然意味がわからない……」
iPadを買う時も、「ご希望は3Gタイプですか? それともWi-Fiタイプですか?」なんて聞かれたりします。
———「そう聞かれても、どっちがいいかすらわからない(汗)」
そもそもWi-Fiとはどういうもので、
どんな意味なのか誰も教えてくれませんね。
なので、今日は「いまさら聞けない、Wi-Fiって何?」を解説します。
Wi-Fiを検索したら、docomoさんのページがあったので、覗いてみました。
「docomo Wi-Fiとは」というコーナーで、Wi-Fiについて解説しているようです。
https://www.nttdocomo.co.jp/service/data/docomo_wifi/about/index.html
〜〜〜
「docomo Wi-Fi」とは、駅、空港、カフェなど外出先で携帯電話の回線を使わず、よりインターネットを快適にご利用できる公衆Wi-Fiサービスです。
〜〜〜
———「チーン…… (−。−;」
そうですね、これでは全然わからないと思います。
残念ながら、この説明はまったく意味をなしていません。
なぜなら、修飾語を削ると、
●「docomo Wi-Fi」とは、Wi-Fiサービスです。
となってしまうからです。
「Wi-Fiとは、Wi-Fiサービスです」と言われても、何もわかりませんね。
Wi-Fiを知っている人なら理解できますが、
そもそもこの言葉を知らない人には、さっぱりです。
言葉を、同じ言葉で説明してはいけません。
説明するには、相手がわかる言葉に置き換えなければいけません。
———「Wi-Fiってどういうものなの?」
Wi-Fiを調べると、「無線LANの一種」です。
「無線LAN」は、線をつながずにネットに接続する方式です。
この方式の方が、通信速度が速いので、動画もスムーズに観ることができ、
しかも、パケット代がかからずにネットが見れます。
つまり、
「Wi-Fi対応しているゲーム機」とは、
インターネットの線につなげなくても、インターネットが使えるゲーム機のこと、
「Wi-Fiを使えた方が便利」とは、
通信速度が速い方式でネットを見れた方がいい(その方がパケット代もかからないしね)。
ということなのです。
———「Wi-Fiに対応してる、ずっとWi-Fiしてるの?」
いえ、Wi-Fi対応機種は、電話の「子機」のようなもので、
「親機」からの電波を受け取っています。
なので、電話と同じように、親機から遠ざかると使えなくなります。
スマホは、Wi-Fiの親機がある場所では、Wi-Fiでインターネットを見ることができ、
親機がない場所では、「3G回線(パケット代がかかる方式)」でネットを見ることができます。
———「iPadはどうなの?」
iPadは、「3Gタイプ」で契約すると、
スマホと同じようにどこでもネットにつながります。
でも、「Wi-Fiタイプ」で契約すると、親機が近くにあるところでしかネットを見れません。
———「え〜〜〜 それは不便だなぁ」
ここまで来ると「docomo Wi-Fi」の意味がわかります。
Wi-Fiタイプの場合、「親機」がある場所でなければネットを見ることができません。
ということは逆に言うと、「親機」があればいいのです。
もし親機が、街中のいろんなところにあれば、街中でネットをみることができます。
しかも、高速回線で。しかもパケット代かからずに。
docomoはWi-Fiの親機をいろんな場所に設置し、
docomo契約者が使えるようにしています。
それが「docomo Wi-Fi」というサービスです。
docomoが設置した親機は、docomoユーザーだけが使えます。
「docomoユーザーであれば、
街中のいろんな場所でWi-Fiが使えるから便利ですよ」と言っているわけです。
これで契約者が便利に使えるようにしているんですね。
他にも同じようなことをしている企業があります。
自分が良く行く場所に「親機」を設置しているサービスに加入すれば、
インターネットがもっと快適に使えそうですね。
以上、「WiFiとは?」でした。
次回もお楽しみに。
今回のテーマは「WiFi」です。
ーーーーー
———「この機種は、Wi-Fiをご利用いただけます」
最近、スマホが普及するにつれ、セットで「Wi-Fi」という言葉も耳にするようになりました。
「Wi-Fiを使えた方が便利」だとか「Wi-Fiは気をつけた方がいい」とか、
「ゲーム機がWi-Fi対応」だとか。
———「うん、全然意味がわからない……」
iPadを買う時も、「ご希望は3Gタイプですか? それともWi-Fiタイプですか?」なんて聞かれたりします。
———「そう聞かれても、どっちがいいかすらわからない(汗)」
そもそもWi-Fiとはどういうもので、
どんな意味なのか誰も教えてくれませんね。
なので、今日は「いまさら聞けない、Wi-Fiって何?」を解説します。
Wi-Fiを検索したら、docomoさんのページがあったので、覗いてみました。
「docomo Wi-Fiとは」というコーナーで、Wi-Fiについて解説しているようです。
https://www.nttdocomo.co.jp/service/data/docomo_wifi/about/index.html
〜〜〜
「docomo Wi-Fi」とは、駅、空港、カフェなど外出先で携帯電話の回線を使わず、よりインターネットを快適にご利用できる公衆Wi-Fiサービスです。
〜〜〜
———「チーン…… (−。−;」
そうですね、これでは全然わからないと思います。
残念ながら、この説明はまったく意味をなしていません。
なぜなら、修飾語を削ると、
●「docomo Wi-Fi」とは、Wi-Fiサービスです。
となってしまうからです。
「Wi-Fiとは、Wi-Fiサービスです」と言われても、何もわかりませんね。
Wi-Fiを知っている人なら理解できますが、
そもそもこの言葉を知らない人には、さっぱりです。
言葉を、同じ言葉で説明してはいけません。
説明するには、相手がわかる言葉に置き換えなければいけません。
———「Wi-Fiってどういうものなの?」
Wi-Fiを調べると、「無線LANの一種」です。
「無線LAN」は、線をつながずにネットに接続する方式です。
この方式の方が、通信速度が速いので、動画もスムーズに観ることができ、
しかも、パケット代がかからずにネットが見れます。
つまり、
「Wi-Fi対応しているゲーム機」とは、
インターネットの線につなげなくても、インターネットが使えるゲーム機のこと、
「Wi-Fiを使えた方が便利」とは、
通信速度が速い方式でネットを見れた方がいい(その方がパケット代もかからないしね)。
ということなのです。
———「Wi-Fiに対応してる、ずっとWi-Fiしてるの?」
いえ、Wi-Fi対応機種は、電話の「子機」のようなもので、
「親機」からの電波を受け取っています。
なので、電話と同じように、親機から遠ざかると使えなくなります。
スマホは、Wi-Fiの親機がある場所では、Wi-Fiでインターネットを見ることができ、
親機がない場所では、「3G回線(パケット代がかかる方式)」でネットを見ることができます。
———「iPadはどうなの?」
iPadは、「3Gタイプ」で契約すると、
スマホと同じようにどこでもネットにつながります。
でも、「Wi-Fiタイプ」で契約すると、親機が近くにあるところでしかネットを見れません。
———「え〜〜〜 それは不便だなぁ」
ここまで来ると「docomo Wi-Fi」の意味がわかります。
Wi-Fiタイプの場合、「親機」がある場所でなければネットを見ることができません。
ということは逆に言うと、「親機」があればいいのです。
もし親機が、街中のいろんなところにあれば、街中でネットをみることができます。
しかも、高速回線で。しかもパケット代かからずに。
docomoはWi-Fiの親機をいろんな場所に設置し、
docomo契約者が使えるようにしています。
それが「docomo Wi-Fi」というサービスです。
docomoが設置した親機は、docomoユーザーだけが使えます。
「docomoユーザーであれば、
街中のいろんな場所でWi-Fiが使えるから便利ですよ」と言っているわけです。
これで契約者が便利に使えるようにしているんですね。
他にも同じようなことをしている企業があります。
自分が良く行く場所に「親機」を設置しているサービスに加入すれば、
インターネットがもっと快適に使えそうですね。
以上、「WiFiとは?」でした。
次回もお楽しみに。