橋から飛び降りようとした女性を引き留めた福島市の看護師に感謝状が贈呈されました。
福島警察署から人命救助に対する感謝状が贈呈されたのは、福島市に住む看護師の瓜生理恵さん(36)です。
瓜生さんは普段、福島市にある「あいず訪問看護ステーション」の訪問看護師として働いています。
6月19日(水)の昼頃は、訪問先まで車で移動していたといいます。
福島市内の橋を通りかかった際に、落ち込んだ様子で、橋の欄干に近づく女性を見つけました。
■看護師 瓜生理恵さん
「看護の仕事で気持ちが辛い患者さんに接することも多かったので、何かおかしいな思った」。
女性の行動に違和感を覚えた瓜生さんは橋を一度通り過ぎるも、ミラーを見て、女性が橋の欄干をまたぎ、乗り越えようしていることに気づきました。
すぐさまUターンして現場に戻った瓜生さんは「どうしましたか?」と声をかけながら近づき「危ないから、降りましょう」と女性の体を支えながら、安全な場所に移動させました。
警察に通報した後も、女性の話に耳を傾けながら、落ち着くように声をかけ続けたと話します。
女性は無事に保護され、後日家族から感謝の思いを伝えられたということです。
福島警察署からは人命救助に対する感謝状が瓜生さんに贈られました。
■看護師 瓜生理恵さん
「仕事上の経験が人命救助につながって良かった。辛い思いをしている人に少しでも寄り添える人が増えたらいいなと思う」と話していました。
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