天候不順などの影響で高値が続く野菜ですが、今は特にジャガイモや玉ねぎ、それに、にんじんの価格が上がっているといいます。こうした野菜の価格の高騰で日本の「国民食」ともいえるあの定番メニューが大きな影響を受けています。
取材したのは福島市にある人気のカレー専門店「笑夢」です。日本の「国民食」ともいえるカレー。ただ、ここ2、3週間で、このカレーにある異変が起きているといいます。
■笑夢 芳賀 眞 代表
「これだけ3品目、玉ねぎ、にんじん、ジャガイモというカレーに必要な食材が上がったというのはカレー専門店としては大変ですね」
それがカレーには欠かせない野菜の価格の高騰です。ジャガイモに玉ねぎ、さらには、にんじんまで。1キロあたりそれぞれ30円から40円ほど値上がりしているといいます。
■笑夢 芳賀 眞 代表
「毎月毎月いろいろな品物の価格が高くなっている印象はある」
こうした野菜の価格が高騰しているワケをスーパーで取材すると…
■PLANT-5大玉店 佐藤 明さん
「気温が例年よりも暑いのと、意外と雨が少なかったのが影響してる」
比較的、価格変動が少ないジャガイモも、2024年は天候不順の影響で産地の九州や関東で不作となっていて、2023年と比べて2、3割値上がりしています。
■PLANT-5大玉店 佐藤 明さん
「ジャガイモのほかにも、タマネギやニンジンが去年よりも2割ほど単価が上がっている」
ただ、春ごろに1玉500円台まで高騰していたキャベツの価格は、今は100円台に落ち着くなど、2023年よりも価格が下がっている野菜もあるそうです。
■PLANT-5大玉店 佐藤 明さん
「きゅうりとかは県内も産地なので、天気の影響でかなり量も増えてきて全体では比較的お買い得になっている野菜が多い」
ジャガイモやにんじんの価格の高騰は生産量が多い北海道産の出荷が始まる7月下旬まで続くとみられています。
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