福島県でこの時期を代表する果物といえば、桃です。県北地方では、その出荷が始まっていて、ことしも、おいしい桃が楽しめそうです。
■川上耕平 記者リポート
「桃の主力品種・あかつきですが、枝いっぱいにそのたわわな実を実らせています」
きれいなピンク色に色づくのは桃の主力品種「あかつき」です。
30年連続で皇室や宮家に桃を献上する「献上桃の郷」桑折町では、その出荷が始まっています。出荷作業は、16日から始まりました。
JAふくしま未来桑折支店によりますと、気温が高かったため、今年は生育が早く、「あかつき」の出荷作業は、これまでで最も早くなったということです。
気になる、その出来は？
■JAふくしま未来 数又清市 組合長
「食味も順調にのっているところなので、ぜひともご期待していただきたい」
一方、こちらも桃の産地として知られる福島市。
今、街をあげて行っているのが…桃のスイーツなどが各地で楽しめるキャンペーンです。
キャンペーンに参加しているこちらのジェラート店では、県産の桃をたっぷり使った特製のジェラートを販売しています。
■井上朔実 記者
「桃の果肉がごろっと入っていて爽やかな甘さを堪能できるジェラートです」
実は、このジェラート、環境にやさしい取り組みにもつながっているんです。というのも、使われている桃は、小さな傷などがあり贈答用として出荷できない、いわゆる「規格外品」。見た目は悪くてもおいしさは変わらず、食品ロスの削減にもなっています。
■訪れた人は
「美味しいですね。福島の桃が一番です」
■有限会社くだもの畑 代表取締役 磯部健一さん
「今年の桃は太陽の光をたくさん浴びてすごくおいしいモモになってますので是非皆さん食べていただきたいと思います」
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