Infoseek 楽天

郡山市の飲食店爆発事故 発生から4年…責任の所在は・福島

福島中央テレビニュース 2024年7月29日 19時14分

郡山市の飲食店で起きた爆発事故の発生から30日で4年です。

甚大な被害をもたらした事故ですが、4年を前にしてもその責任の所在ははっきりしないままです。

事故の発生から30日で4年

2020年7月30日、郡山市のリフォーム中の飲食店で起きた爆発事故。

1人が死亡、31人が重軽傷となったほか、周辺1キロ、300棟以上の建物が被害を受けました。

4年が経った今も責任の所在は明らかにされていない

事故の発生から30日で4年。

被害にあったスーパーマーケットに保険会社、それに銀行など十数社が、飲食店の経営会社やガス会社らを相手に損害賠償を求め訴えを起こしていますが、4年が経った今も、責任の所在は明らかにされていません。

捜査は今も継続している

一方、事故をうけて警察は、店の運営会社の社長ら5人を業務上過失致死傷の疑いで書類送検しましたが、2023年不起訴処分に。

その後、被害者が検察庁の判断を不服として検察審査会に判断の見直しを求めたことで捜査は今も継続しています。

爆発事故で大けがをした郡山市の女性を取材

事故当時、爆風に飲み込まれ、大けがをし、審査会に判断の見直しを求めた郡山市の50代の女性は、中テレの取材に、いまの胸の内をこう明かしてくれました。

■爆発事故で大けがをした郡山市の女性(50代)

「どれだけ時間が経過しても、けがによる身体機能の障害や不自由さに慣れることはありません。もちろん完治することもありません。顔面のまひや傷が消えることもなく、失った歯も自分の歯としてもとに戻ることはありません。終わりのない治療やリハビリ、1日も早く責任の所在が明確になることを強く望みます」

FCT福島中央テレビ

事故の発生から4年。

時間だけが過ぎています。

この記事の動画はこちらから再生できます

この記事の関連ニュース