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選手やサポーターを鼓舞し試合を盛り上げる…サッカーJリーグのスタジアムDJ・福島

福島中央テレビニュース 2024年8月1日 16時25分

サッカーJリーグの試合会場には選手やサポーターを盛り上げる「スタジアムDJ」と呼ばれるパフォーマンスがあります。一体、どういう仕事なんでしょうか?普段は見ることのない舞台裏にカメラが入りました!

7月20日、福島市のとうほう・みんなのスタジアムで行われていたのは、サッカーJ3福島ユナイテッドFCのホーム戦。そんな試合会場でひときわ響くのが!

■しなだマンさん

「ゴール!」

「観客のみなさんもわっしょいわっしょいの掛け声をして盛り上がってください」

これは「スタジアムDJ」と呼ばれるパフォーマンスのひとつで、選手やサポーターを鼓舞し試合を盛り上げる仕事です。福島ユナイテッドのホーム戦はゴジてれChu!でもおなじみ、福島ボンガーズのしなだマンさんがつとめています。

■しなだマンさん

「間違えちゃいけない 選手が気持ちよく戦えるようにサポーターも気持ちよく応援できるように考えてやっている」

今回はその知られざる「スタジアムDJ」に注目します。

試合開始の2時間前。

■しなだマンさん

「さあ今日は大変暑くなっています熱中症対策をしっかりしていただきまして熱い声援をどうぞよろしくお願いいたします」

会場入りするサポーターを気にかけながらスタジアムDJの仕事は始まります。

■サッカー教室案内

「はい。いきます!」

実はサッカーの試合会場ではサポーターが参加できるイベントが行われることが多く、その進行もスタジアムDJが行います。サッカーの1試合は前後のイベントを合わせると約4時間。

■お弁当を食べるしなだマンさん

「これをあと4分で食べないといけない」

その間、分刻みのスケジュールをこなすほど大忙しです。

そんなしなだマンさん、最初に声を出してから、すでに2時間が経っていますが、ここからが本番です。

■しなだマンさん

「2024明治安田J3リーグ第22節・福島ユナイテッドFC VS テゲバジャーロ宮崎 審判団 両チーム選手の入場です」

しなだマンさんのコールで会場の熱がぐっとあがると…いよいよキックオフ!

■しなだマンさん

「うわー!惜しい。入った瞬間に(ゴールと)言わないといけないからマウスに向かっているボールには反応しちゃう」

スタジアムDJの大切な役目は、サッカーで一番盛り上がるゴールシーンで選手やサポーターの興奮を最高潮にすること。

そんな話を聞いていたときでした。

前半18分、宮崎智彦選手が

■しなだマンさんゴール

「ゴール!ただいまの得点、前半18分背番号13宮崎智彦選手のゴールでした!」

しなだマンさんの力強い声がスタジアムに響くと、サポーターも大盛り上がり!その後も声を張り上げます!

■しなだマンさん

「ゴール!マイクを与えられた声がでかいサポーター」

福島が2点をリードして前半が終了。ただ、15分間のハーフタイムもスタジアムDJは休む暇なし。

■しなだマンさん

「観客のみなさんもわっしょいわっしょいの掛け声をして盛り上がってください」

疲れをものともせず、後半にむけサポーターを鼓舞します。

■しなだマンさん

「後半は結構動きがあるから大変なんですよ。3枚とか4枚とか代えるときありますよね」

選手の交代が多い後半。ピッチの状況を正確に把握し会場に伝えなければいけません。

■選手交代

「福島ユナイテッドFC背番号17針谷岳晃選手に代わりまして背番号20城定幹大選手…」

試合は後半アディショナルタイムに突入。福島ユナイテッドがPKを獲得すると…

■しなだマンさんゴール

「ゴール!」

この日、3対0で白星を挙げた福島ユナイテッド。スタジオDJのしなだマンさんも大興奮のなか4時間以上声を出し続けました。

■サポーターインタ福島ユナイテッドFC私設応援団・ANKAAコールリーダー佐藤祥樹さん

「気遣いと熱意とを感じて良いDJさん来てくれたなと思いました」

■福島ユナイテッドFCスタジアムDJしなだマンさん

「福島県の人たちに愛してもらえるようなDJをやりたいなととにかく気持ちだけを持ってやってます。チームとしては悲願のJ2昇格。ぼくは1人でも多くの方がまた足を運ぼうと思ってもらえるようなスタジアムDJができればなと思う」

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