台風7号は17日未明から明け方にかけて県内に接近する見込みで、気象庁は線状降水帯が発生するおそれがあるとして、警戒を呼びかけています。
非常に強い台風7号は1時間におよそ20キロの速さで北へ進んでいます。県内には、暴風域を伴って非常に強い勢力で17日未明から明け方にかけて接近する見込みです。16日正午から予想される24時間降水量は多い所で中通りと浜通りで200ミリ、会津で100ミリとなっています。気象庁は16日の夜から17日の午前にかけて県内でも短時間に大雨をもたらす「線状降水帯」が発生するおそれがあると発表しています。台風の接近に備えて、いわき市の果樹園では…。
■いわき市の果樹園農家
「台風が来るので、今日は収穫量を多めにしています」
こちらの梨畑では主力品種の「幸水」が収穫の最盛期を迎えています。台風で実が落ちたり、傷ついたりする前に、梨を収穫しておこうと作業を急いでいました。いわき市は16日午後3時に市内全域を対象に避難指示を出しました。これは、5段階の警戒レベルのうちレベル4にあたる情報で、総合体育館など32か所に避難所を開設して、早めの避難を呼びかけています。このほか、郡山市には市内の10か所に自主避難所が開設されています。そして、交通にも影響が出ています。JR東日本は、東北新幹線の「はやぶさ」や「なすの」の上下線あわせて11本や在来線の一部列車などを計画運休しています。
現在のいわき市の様子を平瀬記者に伝えてもらいます。（16日午後4時ごろ）
私は今、いわき市の宿泊施設の部屋をお借りして、中継しています。窓からご覧いただけるように、波は高く、ブロックに打ち付け、白波が立っている様子がわかります。雨はそれほど降っておらず、風も強くはありません。そうしたなか、いわき市は早めの避難を呼びかけようと先ほど午後3時に市内全域を対象に避難指示を出しました。災害が発生するおそれのある場所に住んでいる方は雨や風が強くなる前、明るいうちに避難所など安全な場所に避難してほしいと呼びかけています。浜通りの波の高さは16日、17日で8メートルが予想されています。くれぐれも海や川の様子を確認しに行くということは、危険ですので、やめるようにしてください。いわき市から中継でした。
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