福島第一原発の燃料デブリの試験的取り出しが8月22日にも着手されることが関係者への取材でわかりました。
1号機から3号機には、溶け落ちた核燃料“燃料デブリ”が880トンあるとされ、その取り出し方法について議論が進められています。
燃料デブリの試験的な取り出しについて、8月下旬にも2号機で初の取り出しに着手するとみられていましたが、関係者によると、東京電力は22日にも着手することがわかりました。
試験的取り出しでは、3グラム以下のデブリを取り出す計画で、得られたデータをもとにデブリの最終的な取り出し方法を探る方針です。
デブリの取り出しは機材開発の遅れや堆積物の除去などで、これまで3度延期していて当初の予定より3年遅れの実施となります。