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【速報】福島第一原発2号機・燃料デブリの試験的な取り出し 着手を延期

福島中央テレビニュース 2024年8月22日 9時36分

22日から始める予定だった福島第一原発・2号機の燃料デブリの試験的な取り出しについて、関係者によりますと、着手が延期されたことがわかりました。

東京電力は22日午前10時から会見を開き、経緯を説明しています。

22日7時半ごろから作業をはじめ、燃料デブリの取り出しに使う機械を支えるガイドパイプを原子炉の中に入れようとしましたが、その際に“手順が誤っていること”に気付いたということです。そのため22日は、これで作業をやめたということです。

作業の再開は23日以降になるということです。

溶け落ちた核燃料“燃料デブリ”の取り出し作業は、廃炉の最難関とされています。

取り出しには、伸び縮みする釣りざおのような機械が使われ、原子炉の横から差し込み、1週間程度でデブリに到達。

その後、先端に取り付けた爪状の器具で最大3グラムのデブリを採取する予定でした。

燃料デブリは、福島第一原発には約880トンがあるとされています。

デブリの取り出しはこれまで3度延期していて、着手すれば、当初の予定より3年遅れの実施となる予定でした。

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