いわき市で違法に賭博店を開いたなどとされる男6人の裁判で、裁判所は被告3人に実刑判決、残る3人には執行猶予付きの有罪判決を言い渡しました。
賭博開帳図利などの罪で判決を受けたのはいわき市の無職、菅原憲之被告(44歳)、京都市の無職、橋本弘幸被告(50歳)ら6人です。判決によりますと菅原被告はことし5月にいわき市で、客に「バカラ」と呼ばれる賭博をさせて利益を図り、橋本被告らが従業員として犯行をほう助しました。7日に開かれた判決公判で福島地裁いわき支部の有本祥子裁判官は「多数の客からおよそ1660万もの売り上げを得て職業的で悪質な犯行であるうえ社会的影響は小さくない」などとして菅原被告ら3人に対し、執行猶予付の有罪判決を、橋本被告ら3人には懲役10か月などの実刑判決を言い渡しました。