日に日に舌戦に熱を帯びていますが、選挙で大事なのは有権者が投票に足を運ぶことです。
とくに、投票率が低い傾向にある若年層に投票を呼びかけようと、福島県内でも各地でさまざまな取り組みが行われています。
福島市の福島学院大学では10月23日の朝、福島県の選挙管理委員会が衆院選の投票日が書かれたウェットティッシュやペンを学生たちに配り、投票を呼びかけました。
■福島県選挙管理委員会 畠山結帆さん
「期日前投票の利用などを活用して積極的な投票活動をして欲しいと思っています」
そしてこちらは田村市にある船引高校です。
18歳以上の高校生と教職員を対象に「1日限り」の期日前投票所が設けられ、生徒らが貴重な1票を投じました。
■投票した生徒
「生徒会とかの選挙とは全くわけが違うのですごく緊張しました」
■投票した生徒
「行ってもすぐに書いて終わるので、これからも選挙があるときはできるだけ参加してみたいと思いました」
3年前前回の衆院選の県内の投票率です。
全体の投票率は58.01%ですが、年代別では18歳から30代が5割に届いていません。
最も投票率が高い70代の74.77%と比べると最も低い20代の35.10%は半分以下ということになります。
極端にいうと、候補者も投票をしてくれる世代を中心に政策を訴えてしまい、若い世代の人たちに関心のある政策が見えづらくなるかもしれません。
もちろん、だれに投票するか吟味することが大事ですが、投票を通して政治に関心を持っているという意思表示をすること自体にも大きな意味があると思います。
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