まずは、食卓には欠かせない「たまご」の話題からお伝えします。
「たまご」の値段がいま上がっていて、実は「鶏肉」も値上がりするのではと心配されています。
その要因の1つが、22日県内でも発生が確認された「鳥インフルエンザ」です。
県によりますと、会津若松市で見つかった野鳥の死がいが、致死性の高いウイルスに感染していたことが分かりました。
県によりますと「鳥インフルエンザ」が検出されたのは、会津若松市で見つかった死んだ野生のコガモ。
その後の検査で、この鳥は致死性の高い「高病原性」鳥インフルエンザに感染していたことがわかりました。
これまでのところ、周辺に感染の広がりはなく近くの養鶏場にも影響はないということです。
ただ、全国に目を向けてみると北海道で、飼育されている食肉用のニワトリが高病原性鳥インフルエンザに感染していることがわかり、殺処分されました。
その数、およそ1万9千羽。
鳥インフルエンザは、人への感染リスクは低いものの、ひとたび養鶏場で感染が確認されると、処分せざるを得なくなり。その影響はめぐりめぐって、私たちの暮らしにも直結してくるのです。
取材したのは郡山市のスーパー。
買い物客が心配していたのは…
■買い物客は
「卵焼きにしたり目玉焼きにしたり、高くなると困る」
「卵の価格」です。
物価の優等生といわれる卵ですが、ここ数年は高値が続き、とくに最近は右肩上がり。
7月と比べて10月は、1キロあたり70円以上値上がりしました。
猛暑によるニワトリの夏バテで生産量が減ったことも要因ですが、卵を産む養鶏場を鳥インフルエンザが襲えば価格を直撃しかねません。
こちらのスーパーは、今は値上げせず、しのいでいるといいますが、先は見通せないようです。
■旬や鮮兵衛 鈴木晃博店長
「今のところは値上げはしておりませんが、これから仕入れ価格の上昇に伴い価格も上げていかざるを得ない状況かなと思ってます」
そのうえ、気がかりなのが…
■旬や鮮兵衛 鈴木晃博店長
「鶏肉の方も鳥インフルエンザの影響で絶対量が減っている。値段は徐々にあがっていくのかなと」
鶏肉の値上がりです。
こちらも、需要の変化など原因はさまざまですが、鳥インフルエンザにより食肉用の数が減少することを心配しています。
■旬や鮮兵衛 鈴木晃博店長
「毎日使うものなのでなるべく安価に提供したいと思っているが、 仕入れ値が上がってしまうと売価にも反映せざるを得ないのかなと、そこは心苦しく思っている」
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