空気圧が低下していたタイヤを交換せずに航空機を出発させた上、社内への報告がなかったとして、国土交通省は全日本空輸(ANA)を厳重注意したと発表しました。
国土交通省航空局によりますと、今年9月、全日本空輸のグループ会社が運航する航空機が福島から大阪へ向かう際、右のタイヤの空気圧が低下していることを確認したにもかかわらず、タイヤを交換せずに出発させたということです。また、この行為を大阪基地が把握したにもかかわらず、本社へ報告していなかったことを受け、国土交通省航空局は「意図的に違反行為を行った」などとして、全日本空輸を厳重注意し、再発防止策の提出を求めました。