今回の衆院選では裏金問題を巡り、自民党に強い「逆風」が吹き荒れ、大きく議席を減らす結果となりました。
福島県内の小選挙区は自民1勝、立憲3勝となりましたが、特に自民の前職にとっては厳しい結果となりました。
福島1区は2021年の選挙と同様、自民・亀岡さんと立憲・金子さんの一騎打ちとなりました。
前回は約5千票差の「接戦」で、金子さんが小選挙区を制しましたが今回の選挙では金子さんが12万票あまりを獲得し、亀岡さんに4万票もの大差をつけて当選を決めました。
選挙戦の中で亀岡さんは「裏金や不記載はなかった」と釈明しましたが、自民への逆風が吹き荒れる中で大きく得票を落とす結果となりました。
今回の選挙で福島県関係の自民の衆院議員は5人から2人に減りましたが、今後の影響についてどのような声が上がっているのでしょうか。
ある支援団体の関係者からは与党議員が減ることで今後、国とのパイプが失われることを懸念する声も聞かれました。
また、今回の衆院選で自公で過半数を獲得できなかったことから政権運営は不透明な状況となっています。
震災からの復興という長期の課題を抱える福島ですが、内堀知事は10月28日の会見で「与党、野党を問わず国を挙げて復興の戦いに力を尽くしてほしい」と強調しました。
復興期間の期限が2025年度に迫る中、切れ目のない復興政策の継続を国に求めていくことも課題となりそうです。
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