福島第一原発で、溶け落ちた核燃料＝燃料デブリの取り出しを進めている東京電力は、30日、デブリを持ち上げることに成功したと発表し、デブリを掴んだ状況の画像を公開しました。
2号機のデブリの試験的な取り出しでは、釣りざおのような装置を格納容器の中に入れて、3グラム以下のデブリを回収します。
30日、装置が直径5ミリほどの燃料デブリを掴んだ状況の画像です。
装置を格納容器の底に降ろし、先端に付けた爪型の器具で、デブリをつかんで持ち上げることに成功し、午後0時33分に作業を終えたということです。
今後は、装置ごと格納容器の外にある密閉された箱に戻し、つかんだデブリを1週間程度かけて回収する予定です。
デブリの取り出し作業は、装置に付けたカメラの不具合で1か月ほど中断し、28日から作業を再開しました。
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