10月31日、白河市の80代女性が、病院職員や息子などを名乗るうその電話を信じ、現金200万円をだまし取られる被害がありました。
詐欺の被害にあったのは、白河市に住む80代の女性です。
10月31日午後3時半頃、病院の職員を名乗る男から「会社の息子さんが血を吐いて倒れた」「息子さんやその家族には電話しないでください」「検査の結果、喉頭癌と判明し、入院となります」と電話がありました。
その後、病院の警備員を名乗る男から「公衆電話に息子さんが財布を忘れたので、息子さんに返しておきます」と電話があり、すぐに、息子を名乗る男から「手術して声が変わった」「今月末に会社に支払いがあるけどお金を引き落とせず、支払えない状態だ」「できるだけお金を準備してほしい」などと電話がありました。
そして、会社の上司を名乗る男から、「息子さんは会社に多額の支払いがある」「お金は現金と分からないように紙袋に入れて、私の息子に渡してほしい」と電話があり、話を信じた女性は、自宅を訪れた息子の勤務先の上司の息子を名乗る男に、現金200万円を手渡したということです。
女性の息子が帰宅し、電話の内容がうそで、詐欺にあったことがわかり、警察に届けました。
警察は、現金やキャッシュカードを求める電話があれば、詐欺である可能性が高いとして、警察に相談するよう呼びかけています。