全国高校サッカー選手権・福島県大会の準決勝が11月2日に行われました。尚志 対 磐城、学法石川 対 帝京安積の準決勝。雨の中の激闘を制し決勝戦に駒を進めたのは?
準決勝第一試合は4連覇を目指すエンジの尚志と23年ぶりの準決勝進出を果たした青の磐城の対戦です。
試合は立ち上がりから尚志が怒涛の攻撃を仕掛けますが、磐城はゴールキーパー吉野を中心とした粘りの守備で得点を与えません。
それでも、前半38分、前半11本目のコーナーキックから待望の先制点を奪います。
さらにその直後!
■実況
「根木のシュートー!立て続けに追加点尚志高校!」
先制点を皮きりに勢いついた尚志は高い攻撃力を見せ、得点を重ねていきます。
一矢報いたい磐城は後半にチャンスを作りますがネットを揺らすことが出来ず、尚志は2年生根木がハットトリックの活躍を見せるなど盤石の戦いを見せ4連覇に王手をかけました。
尚志が待つ決勝戦への切符をかけた準決勝第二試合は、4年ぶりの優勝を目指す紫の学法石川と、7年ぶりの決勝進出へイエローの帝京安積の対戦です。
この2校は3年前と2年前の準決勝2年連続でPK戦までもつれる激闘を演じたライバル校。
いずれも学法石川が帝京安積を振り切り決勝進出を果たしています。
3度目の正直を誓う帝京安積は前半にビッグチャンスを作ります。
■実況 河岸修登アナ
「ここでシュートだ!ブロックした!シュート行った大島!もう一本行った!ブロックした!」
しかし、無失点で勝ち上がってきた学法石川も集中した守りを見せます。
冷たい雨がいっそう強まる中…
■実況
「ここで奪った 伊藤だ!」
■実況
「前を向く!シュートだ!」
両校は寒さも忘れさせるほどの激闘を繰り広げます。
そして、延長戦を含め100分間戦い抜いても決着はつかず、3度目の準決勝も5人が蹴り合うPK戦にもつれ込みます。
1本リードの学法石川は4人目の泰楽が決め切り、決勝進出に王手をかけます。
決めて望みを繋ぎたい帝京安積。止めて決勝進出を掴みたい学法石川。
■実況
「止めました。試合終了です」
3度目のPK戦を制したのは学法石川。
帝京安積を振り切り2年ぶりの決勝進出を決めました。
決勝は11月16日(土)仙台大学サッカーフィールド郡山で午後0時10分キックオフです。
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