福島第一原発で進む燃料デブリの試験的な取り出し作業は、11月7日にも完了する見通しです。
東京電力は福島第一原発2号機で事故後、初めてとなる燃料デブリの試験的な取り出しを進めています。
これまでの作業では装置でつかんだ燃料デブリを原子炉格納容器の外に出し、放射線量が基準値以下であることを確認しています。
東京電力は6日の午前9時過ぎに燃料デブリを運搬用の箱に収納し、早ければあすにも一連の取り出し作業が完了する見通しです。
運搬用の箱に入れられた燃料デブリは茨城県の施設に運ばれ詳しい分析が行われる予定です。
今回、回収するのは数グラムですが、1号機から3号機には合わせて880トンの燃料デブリがあると推定されています。
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