再開発の遅れなどでにぎわいをどう生み出すかが課題のJR福島駅で、新たな社会実験が始まりました。
東口の再開発事業の遅れに…西口ではイトーヨーカドー福島店が閉店。福島市のJR福島駅周辺では、今、駅前のにぎわいをどう生み出すかが課題となっています。
そうしたなか、福島駅で新たな社会実験が始まりました。こちらは西口にある改札口です。
普段は、お金を払わないと通ることはできませんが…きょうから1か月間は、無料で通ることができます。
いつもであれば福島駅の西口から東口に移動する場合は地下道を通りますが、11月7日からは専用のウェブサイトで取得した二次元コードをかざすことで駅のなかを通って、西口から東口に移動することができます。
社会実験は福島市とJR東日本が連携して行っています。
■街の人は(80代)
「地下だと暗いイメージあるが、上の方が遥かに環境がいいですね」
社会実験は12月6日までで通行は午前9時から午後9時までできます。
福島市は「利用者からのアンケートをもとに今後のまちづくりに役立てたい」としています。
一方、イトーヨーカドー福島店の跡地のついて話し合う検討会がきのう開かれ、有識者や近隣住民らが参加しました。
参加者からは「スピード感が求められる」「ショッピングセンターは必要」などの意見が出されました。
福島市は検討会での議論を重ね、2024年度内にもまちづくりに関する要望書をまとめ、不動産の所有者に渡したいとしています。
福島駅前について木幡市長は…。
■木幡浩 福島市長
「願望はいくらでもできますけど、実現性と言ったらどこまでできるのかというのは制約もありますから、市民の皆さんにも、どこまで本当に市として出来るかとか理解をいただきながらこの話を進めないと…」
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