最高裁判所は福島第一原発の事故をめぐり上告されていた東京電力の勝俣恒久元会長の刑事裁判を打ち切る決定をしました。
勝俣元会長が10月に亡くなったことを受けての決定です。
勝俣元会長は原発の敷地の高さを超える津波を予測できたのに対策を怠り原発事故で避難を余儀なくされた病院の入院患者らを死亡させた罪などで、事故が起きた際の旧経営陣の2人とともに強制的に起訴されていました。
1審、2審とも3人に無罪を言い渡しましたが、検察官役の指定弁護士が判決を不服として2023年に最高裁に上告していました。
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