「中テレこどもウイーク」第5弾。子どもの興味・関心をいかに育て続けるかが大きなポイント!そのための環境づくりについて県の取り組みを内堀知事に取材しました。
化学の実験やロボットの制作など…中学校の部活動ですが、生徒たちの好奇心は尽きません。県立会津学鳳中学校・高校、併設型の中高一貫。
中学生たちのすぐそばでは、高校生たちも部活動の中でかなり本格的な、様々な研究に取り組んでいました。
じっと見つめる先にあるのは…シジミです。猪苗代湖に生息するシジミについて研究しています。
外来種のシジミも確認されていて、在来種との違いも見えてきました。天敵に見つかりやすい特徴があるのかないのか、みんな真剣です。
■遠藤百恵さん(16)
「光り方が違う貝殻があって、なぜだろうと思って」
研究によっては、数百万円以上する高価な装置なども使用します。
8月に開催された、文化部のインターハイ「総文祭」では、文化庁長官賞に輝くなど優秀な成績を納めました。
このように生徒たちが、学ぶ意欲や興味・関心を持ち続けられるには、ある理由が。
■遠藤百恵さん(16)
「先輩たちの活躍をみて、探求心が芽生えて、自分も研究したいなと思った」
■菅家旭登さん(15)
「難しいことをやっていて、すごいなと思っているので、そういう先輩方みたいに、研究頑張っていきたいなって思う」
中学生のころから身近にお手本となる高校生の先輩がいました。
■会津学鳳 今村裕子 教諭
「いつも身近な場所で、ロールモデルとしてどんな風に生活しているんだろう、どんな風に進路を決めていくのか、身近にみることができるというのは非常に強い影響があるのではと考えている」
県では、会津、浜通りに続き、いよいよ中通りにも中高一貫校を整備し、子どもたちの夢の実現や目標達成を後押しします。
■内堀知事
「来年春には安積中学校、県立安積高校が連動した中高一貫教育を行なう。ここでも英語でコミュニケーション能力を高めるとか、自分達の進路、行きたい大学に行ける、そういう勉強をしっかりしてもらう」
さらに、全ての子どもたちの可能性を広げるために。
■内堀知事
「若い世代にグローバルな視点を持ってほしい。あるいはSDGSに貢献するんだとそういう思いを持って欲しい」
意欲ある高校生の海外派遣や、留学支援を通して、子どもたちの活躍の場を広げたいとしています。
■内堀知事
「(海外に行った人たちは)自分自身の進路を考える時に非常に国際的な視野が広がっている。英語を使える仕事がしたい、グローバルな仕事に就きたい、そのためにはどういう高校に行くか、どういう大学にいくかと全部変わってくる」
県では、このほか、デジタル時代に合わせ、子どもたちの情報活用能力を育む教育。また、小学校入学の時には環境の変化についていけるよう、子どもたちをサポートするなど幅広い取り組みを進めています。
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