福島市では毎年大人気の期間限定のキャンペーンが始まっています。
福島市のまるせい果樹園です。
■川上耕平記者
「寒くなったこの時期、福島の果物で主役を迎えるのが真っ赤に実を染めるリンゴです」
リンゴの生産量が全国5位の福島県。（農林水産省令和5年作物統計調査）
■まるせい果樹園 佐藤清一社長
「夏場は暑くて心配はあったが、いまになってみると色もしっかりとついて、非常に甘いおいしいリンゴができている」
福島県内有数の果物の産地、福島市で今年も始まったのが「ふくしまアップルホリデイ」。福島市でとれるリンゴの魅力を改めて知ってもらおうと市内の事業者が期間限定で特別メニューなどを提供します。
ちなみに果樹園にあるカフェこちらの森のガーデンでは「りんごパフェ」850円（税込み）が楽しめます。上に乗っているリンゴの他に、コンポートやシャーベットなど、まさにリンゴ尽くしです。
■まるせい果樹園 佐藤清一社長
「しっかり完熟するまで木の上で実らせてお客さんに笑顔になってもらえるようにおいしい果物を届けるようにがんばっている」
そして2023年の一番人気のメニューは飯坂町の温泉街にあるカフェcafeHIRANAGAにありました。
■お店の人
「お待たせしました、リンゴのパンケーキ・パネクックになります」
■川上記者
「大きいですね」
リンゴと店の名物であるホットケーキをかけ合わせたスイーツです。
薄くてもちもちした生地にスライスしたリンゴが敷き詰められていて、お好みでシナモンなどと一緒に楽しめます。
早速、記者がいただきました。
■川上耕平記者
「リンゴの甘みがギュッと濃縮された一品です。噛んでいく毎にリンゴの爽やかな香りが口の中に広がってきます。とてもおいしいです」
使っているリンゴは…
■cafeHIRANAGA 永井美佐子さん
「たったここに筋が入ってるだけで正規品ではなく、規格外になってしまう（傷のついたリンゴ）正規品でも規格外でも味は一緒、甘さは一緒です」
スイーツには出荷前に傷が付くなどした規格外のリンゴを使い食品ロスの削減や農家の売り上げ向上にもつなげています。
■永井美佐子さん
「たくさんリンゴを食べてほしいということで、見た目も大きくてたっぷり食べられるものをつくろうと思いました」
2024年から参加した店もあります。
■Cortile 中村彩さん
「当レストランではイタリアンのシェフが専属で料理し、ここでしか味わえない、今の時期しか味わえないメニューを提供しています。」
ドリンクに、リンゴ。前菜はドレッシングにも、リンゴ。そして…デザートももちろん、リンゴと全てにリンゴを使ったリンゴ尽くしのランチセットです。
「林檎づくしランチ」3850円（税込み）で3日前までに予約が必要です。
メーン料理はリンゴを使ったラザニアで、気になるその味は？
■川上記者
「濃厚なラザニアはもちろん、リンゴの甘さが口の中に広がってくる。至福の一品です」
■Cortile 中村彩さん
「お客さんからは「想像以上にリンゴだった」「大満足」という太鼓判をもらっています」
いまの時期しか食べられない珍しいメニューに福島県外から訪れるお客さんもいるそうです。
■Cortile 中村彩さん
「蜜がたくさん入ってるのが福島のリンゴの特徴だと思う。蜜がいっぱい入ったリンゴを全国の皆さんに、そのままでも、料理にしてもおいしいというのを届けられたらいい」
とことんリンゴを味わえる「ふくしまアップルホリデイ」は12月25日まで楽しめます。
この記事の動画はこちらから再生できます