日本テレビ系列30局は、インターネットの「日テレニュースサイト」でも最新のニュースをお届けしています。中テレも様々なニュースを発信していて、ご覧の二次元コードからサイトにアクセスすることができます。11月21日までの1週間でご覧の県内ニュースが注目を集めています。
脅迫や窃盗といった事件のニュースのほか、郡山市で起きた火事のニュースも入っています。これから冬が本格化すると暖房器具を扱う機会も増えるので火事には注意が必要です。
さて様々なニュースがあった1週間ですが注目するのは私たちの暮らしや働き方にも直結する「103万円の壁」の問題についてです。
見直しに向けて議論が始まったいわゆる「103万円の壁」。学生などの場合、年収が103万円を超えると扶養している親などの控除がなくなり、税金が増えることから「働き控え」も起きています。こうした動きに自治体からは財政への影響を懸念する声が上がっています。
■内堀知事
「年収103万円の壁が見直された場合、所得税の減収が見込まれることから、地方財政に与える影響は大きいものと考えております」
また福島市は「103万円の壁」を「178万円」に引き上げた場合、個人住民税がおよそ50億円減収すると試算していて、代替財源の確保などを求めています。一方、街の人からは…
■大学生(男性)
「103万って自分たち的にも厳しい。最近、最低賃金も上がって、もう少し上げてほしい。(親からは)所得税もかかるし、扶養の話しもあるので、気をつけてと言われています」
■専業主婦(30代)
「今後、働きたいと思っていて、パートでもやれたらと思うが、働くとすぐ(103万円の)上限に達してしまうところが悩みどころで、働く時間とか調整しないといけないのかな」
■高校生(女性)
「将来、社会人になったときにそういう問題が様々出てくると思うので、そこにもう少し関心をもたなければと思っています」
専門家も私たちの暮らしに直結する問題として今後の議論を注視していく必要があると話します。
■とうほう地域総合研究所 木村正昭さん
「もう一つ(社会保険料の負担が生じる)106万円の壁とか130万円の壁とか他にも壁がある。トータルで解決していく必要があるということ。そのあたりを県民の皆さんも注目していただければと思います」
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