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放射熱で着火も…11月ごろから増える“暖房器具が原因”の火事に注意・福島

福島中央テレビニュース 2024年11月25日 10時55分

郡山市や田村市などを管内に持つ郡山地方広域消防組合は火災に関する統計を発表しました。

それによりますと、暖房器具が原因の火災が管内でこの10年間(2014年~2023年)に57件発生し、逃げ遅れなどで9人が死亡したと言います。

暖房器具を使い始める11月ごろから件数が増えていて、寒さが増すこれからの季節、消防が注意を呼び掛けています。

原因となった暖房器具は、石油ストーブが最も多い31件で、電気ストーブ、こたつもそれぞれ10件ありました。

着火物では、寝具や座布団などが12件と最も多くなりました。

実際に起きた事例では…

▽可燃物の近くで電気ストーブを使っていたら着火した

▽石油ストーブで洗濯物を乾かしていたら着火した

▽石油ストーブの温風があたるところにスプレー缶を放置したら破裂・引火した

郡山地方広域消防組合は、可燃物と接していなくても暖房器具の近くにあれば“放射熱で着火する”ことがあるとしたうえで「就寝時に暖房をつけたままにして、気づかない間に着火することもある」と指摘しています。

「暖房器具の使用中は可燃物を近くに置かない、外出・就寝時は消すなどの基本的な対策をとって欲しい」と呼びかけています。

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