クリスマスまで11月25日であと1か月。
なかでもクリスマスケーキは毎年のお楽しみの1つですが、実は今、洋菓子店が悲鳴をあげているんです。
1か月後に迫ったクリスマス。
その主役の1つがこのケーキですが、2024年はピンチに直面しているというのです。
取材したのは、福島市の洋菓子店「ケーキ家Piggy」
ケーキ家Piggy 味戸清晃店長に話を聞くと「すべて上がっていますね、材料が…」
ケーキに必要な卵に小麦。
それに砂糖・乳製品など…とにかくすべての材料が2023年と比べて1割ほど値上げしているといいます。
例えばスポンジに欠かせない「たまご」。
全国の養鶏場で鳥インフルエンザの発生が確認されていて「エッグショック」の再来とも言われるほど、値上げが危惧されています。
イチゴもクリスマスシーズンが近づくにつれ価格が上がるとみられています。
追い打ちをかけるようにデコレーションに必要な砂糖菓子や包装用の資材まで価格が上昇。
値上げされていないものを探す方が難しいという状況のなか、特に値上げ幅が大きいのが…
ケーキ家Piggy 味戸清晃店長は「仕入れているチョコレートの値段が2023年から2倍以上になってます」
チョコレートです。
こちらは「カカオショック」といわれるほど、原料のカカオ豆が記録的な不作でチョコレートの価格が急騰し、店での仕入れ価格は倍増しているといいます。
ケーキ家Piggy 味戸清晃店長は「正直チョコレートケーキやめることも考えたんですが、価格を上げてでもちょっとやってみようかなと」
クリスマスケーキを楽しみにしている人のために、変わらぬおいしさを提供したいと考えていますが、2024年のクリスマスケーキは2023年より200円から300円値上げせざるを得ませんでした。
ケーキ家Piggy 味戸清晃店長
「本当になるべくあげたくないなとは思っているんですけれども、あげないと利益がほとんどないような状態なので2023年と同じ値段にはできないなと」
止まらない物価高騰の波。
クリスマスケーキも高級品になってしまうのでしょうか。
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