警察官になりすました男に、うその話を持ちかけられ、現金あわせて3410万円をだまし取られる詐欺被害がいわき市でありました。
現金をだまし取られたのは、いわき市に住む男性(50代)です。
2024年10月上旬、男性の自宅に警視庁の警察官を名乗る男から「横領事件の犯人を逮捕しました。横領事件の犯人から押収したリストの中に、あなたの名前などが掲載されており、一旦あなたが使用する携帯電話を停止させてもらいます。今後の連絡手段については、SNSを使って連絡します」などと電話がありました。
その後「あなたの口座が不正に使用されている可能性があるので、今あなたが使っている口座から指定する口座に現金を移転してください」などと指示され、偽の捜査関係資料の画像が複数枚送られてきたことで、男性は男の話を信じ、指定された口座に計6回合計3410万円を振り込みだまし取られる被害にあったということです。
いわき中央署は「警察がSNSを使用して連絡を取り合うことや金銭を要求することはない」などとして、身に覚えのない不審な電話やメールは詐欺を疑うよう呼び掛けています。