県内でも有数の温泉を抱える会津若松市は、温泉に入るときにかかる税金・入湯税を引き上げる方針です。
これは26日の市長会見で明らかになったもので、2025年10月からの10年間入湯税を従来の150円から「350円」に引き上げる条例案を12月の議会に提出する方針です。
標準税額の150円からの引き上げは、県内の市町村で初めてです。
温泉に関する税を引き上げる背景にあるのが、その温泉地における空き家問題です。
会津若松市では、東山温泉と芦ノ牧温泉で廃墟となった旅館やホテルの解体が課題となっています。
会津若松市は、200円の引き上げで年間1億4千万円10年間で14億円の収入を確保できる見通しで、解体費用や景観づくりの財源にあてる考えです。
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