26日、北海道札幌市で起きた放火事件についてです。
男女4人がけがをし病院に搬送された火災は飲食店が入るビルでおきました。
買い物や食事、ホテルなどビルは身近な建物の1つです。
そうした場所で火事が起きた時どう身を守れば良いのかお伝えします。
その場所は札幌市の歓楽街。白昼のすすきのでした。
26日午後、6階建ての複合ビルの2階から火が上がったといいます。
大量の煙も ビルや辺りを飲み込んでいきます。
この火事で男女4人がやけどなどで病院に搬送されこのうち40代の男性が意識不明の重体です。
警察によりますと、この男性がガソリンのような液体をまいたという目撃情報もあり警察は放火事件も視野に調べを進めています。
もし、ビルで火事が起きたとき、私たちはどう身を守れば良いのでしょうか。
■福島市消防本部 予防課 二瓶貴文 主査
「火災で一番怖いのは煙です。煙に含まれる有害なガスを吸い込み、意識がなくなって死亡することが多い」
消防によりますと、ビルなどの建物は煙が充満しやすいといいます。
そのため…
■福島市消防本部 予防課 二瓶貴文 主査
「タオルやハンカチで口を覆い、できるだけ姿勢を低くして煙を吸い込まないようにして避難することが大切です」
上へあがる煙に対して身を低くして移動するのが重要だということです。
さらに、26日の火事では服に火が燃え移ったという人も。
そうした場合、消防は服を脱ぎ捨ててほしいと話しますが、それができないときの対処法というのが…
■福島市消防本部 予防課 二瓶貴文 主査
「ストップ、ドロップ&ロールを行うようにします」
火の回りが早くならないよう、その場に止まる「ストップ」。
そして地面や床に伏せ、転がる「ドロップ&ロール」で衣服についた火を消せるといいます。
このとき、顔をやけどしないよう両手で顔を覆います。
また周りの人は燃えている部分にコートなどを被せたり叩いたりすることも消火につながるといいます。
■福島市消防本部 予防課 二瓶貴文 主査
「デパート・旅館・ホテルなどで火災があったら、避難口・誘導灯を目指し、落ち着いて行動することが大切です」
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