12月も中旬となり、本格的に厳しい寒さが到来しました。朝晩の寒さはとくに体に堪えますが、みなさんはそのなかで良く眠れていますか?「手足が冷えて寝付けない」「トイレに起きると寒さで目が覚めてしまう」など悩みもつきもの。そこで寒い時期の快眠のコツをお伝えします。
▽この記事は2023年1月に「ゴジてれChu!」(福島中央テレビ)で放送した内容に加筆・修正したものです。
ポイントは「きしょうないきこう」
まず大切なのは『寝床内気候』というものです。これは布団の中の温度と湿度のことを指しています。布団のなかの快適な温度は32℃前後といわれています。体温より少し低めなので、体からで出る放射熱が布団に移って眠りやすい状態になるということなんです。そして湿度は50%。布団の中が寒すぎても暖かすぎても熟睡の妨げになるんです。
ではどうやって布団の中を快適に保つのかというと「掛け布団選び」が大切なんです。「軽い」「柔らかい」「体のラインにフィット」するといった「ドレープ性」があることが重要です。体と掛け布団の隙間を少なくし、冷た~い風が入らないようにすることもポイント。
そして2つ目の快眠のコツは『寝返り』なんです。私たちは一晩で20~30回寝返りを打つと言われています。寝ている間に特定の箇所に重力がかからないように動くことで、血流が良くなり、リンパ液も流れるので疲れがとれやすいということなんです。
やっぱり大事なのは「掛け布団」
きちんと寝返りを打つためには、こちらも「掛け布団選び」が大切なんです。重いと寝返りが打てず熱がこもって息苦しくなるので、やはり軽いものが良いのです。
単純計算で1日の3分の1、人生の3分の1は布団で過ごすといわれますから寝具選びは大切です。ぜひ、みなさんの生活環境や体にあったものを選び快適な冬の夜をお過ごしください。