12月23日夜、喜多方市熱塩加納町の民家にクマが侵入し、およそ21時間、居座りました。クマは麻酔を使って捕獲され、これまでにけが人は確認されていません。
クマが最初に居座ったのは、喜多方市熱塩加納町の民家。
12月23日の午後6時半ごろ、帰宅した60代の男性がクマが家にいるのを確認しました。
男性が発見した時、クマは、こたつに頭を突っ込んで、横たわっていたと言います。
クマは、体長90センチメートルほどで、机の上にあった食べ物を食い荒らしていました。
発見から約17時間後、24日午前11時半ごろには…
花火を使って追い出そうとします。この大きな音に驚いたのか、クマは一度、民家の外へ。しかし、再び近くの小屋に入り込み、居座ってしまいました。
■近所の住民
「この辺では結構、歩いている熊が…(この雪が積もってる時期にクマが出るのは?)ないないない、それはない。(初めてですか?)初めて」
そして、発見から約21時間後。
午後3時過ぎに麻酔が打たれ、その後、捕獲されました。これまでのところ、けが人はおらず、クマは人がいない山に放たれるということです。
クマが自宅に居座るという緊急事態に見舞われた男性は?
■クマを発見した住民
「びっくりしました。冬にクマが出るという感覚がないので。冬眠していると思ったので。部屋に入って電気を付けたら、クマがこたつに頭を突っ込んでいたという状況」
喜多方市は、この時期に熊が出るのは珍しいとしていて、今後、対策を強化する方針です。
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