第172回芥川賞の選考会が、15日開かれ郡山市出身の鈴木結生(ゆうい)さん(23)の「ゲーテはすべてを言った」に決まりました。
「ゲーテはすべてを言った」は、高明なゲーテ学者・博把統一が一家団らんのディナーで、彼の知らないゲーテの名言と出会うことをきっかけに始まるアカデミック冒険ものがたりとなっています。
鈴木さんは福島県郡山市出身で、2024年に西南学院大学を卒業。
「人にはどれほどの本がいるか」で第10回林芙美子文学賞佳作を受賞しました。
芥川賞に、今回初めてノミネートされての初受賞です。