1月、郡山駅前で19歳の受験生が車にはねられ死亡した事故で福島地方検察庁は12日、車を運転していた34歳の男を危険運転致死傷などの罪で起訴しました。
1月22日、郡山市内の大学を受験するために来ていた大阪府の予備校生・横見咲空さん19歳が、JR郡山駅前の横断歩道で車にはねられ死亡しました。
車を運転していた34歳の男の呼気を調べたところ、基準値を超えるアルコールが検出されたため、警察は、男を酒気帯び運転などの疑いで現行犯逮捕していました。
捜査関係者によりますと、男は調べに対して、「日付が変わるくらいまで飲酒していた」「自宅で少し休んでから用事があったので外出し、その帰りだった」「急いでいた」などと供述していたということです。
そして、福島地方検察庁は12日、「危険運転致死傷」などの罪で、郡山市の会社員、池田 怜平被告(34)を起訴しました。
起訴状によりますと、酒気を帯びた状態で車を運転し、赤信号を無視して時速約70キロメートルで交差点に進入し、横見さんら2人を死傷させたとされています。
福島地検は「捜査の結果、危険運転致死傷罪が認定できると判断した」と説明しています。
危険運転致死傷罪が適用されたことで、今後、裁判員裁判で審理されることになります。
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