Infoseek 楽天

米国に大敗…バスケ女子日本代表、絶対女王との差は? 東京五輪決勝のリベンジへ「修正箇所は簡単なところに」高田真希

zakzak by夕刊フジ 2024年7月30日 11時40分

【リール(フランス)29日=山戸英州】世界ランキング9位のバスケットボール女子日本代表が、同1位で五輪7連覇中の米国に76―102で完敗。75―90で敗れた前回2021年東京五輪決勝のリベンジを果たすには、何が足りないのか。

前半は体格で圧倒的優位に立つ米国に小刻みに得点を重ねられ、日本は得意の3点シュートで何とか食らいつく展開。東京五輪決勝と同じ11点差で折り返すも、後半は疲れが目立ち始めて〝走り勝つシューター軍団〟のチームコンセプトが崩れ、3年前以上に突き放された。

恩塚亨監督(45)は前半の出来に一定の手応えを得つつ、後半は「1対1に持ち込んでも選手が孤立してしまった」と指摘。チーム最多24得点の高田真希(34)=デンソー=も「劣勢の状況でシュートを打たされた。後半は相手に飛び込めなかった」と悔やみつつ、「個人プレーだけで完全にやられた感じではない。修正箇所は意外と簡単なところにある」と打開への糸口は見えている。

東京五輪では持ち味の3点シュートがことごとく米国につぶされたが、今回は38本のうち15本が決まり成功率を38%まで引き上げた。チーム関係者は「今日のように簡単なミス、劣勢の状況でシュートを打たされ続けると数字は上がってこない。成功率を50%近くまで引き上げたら勝負できる」と分析。8月1日の次戦、ドイツ戦に向けて短期間で仕上げたい。

日本 76(15―22、24―28、18―29、19―23)102 米国

この記事の関連ニュース