20代の女性に性的暴行を加えたとして、不同意性交などの疑いで元メンバーの斉藤慎二(41)が警視庁に書類送検された「ジャングルポケット」だが、残されたメンバー2人の今後も注目の的になっている。
斉藤は7月に番組収録中のロケバス内で20代の女性タレントに性的暴行を加えたとされている。これを受けて所属事務所は契約を解除した。
斉藤に引退説が浮上する一方、残ったメンバーの太田博久(40)とおたけ(41)は今後2人で活動することを表明した。
「すでに事務所のジャンポケの公式プロフィルは、2人の写真と経歴だけになっていますし、劇場にも2人で出演しています。吉本の迅速な対応を見ても、今回の斉藤の事件をかなり重く受け止めていることが察せられますよね」(民放テレビ局の情報番組スタッフ)
もっとも、ジャンポケといえば斉藤がとくに派手な活躍を見せて、グループの顔ともいえる存在だったことでも知られている。
「斉藤さんの活躍はバラエティーにとどまらず、競馬番組『ウイニング競馬』のMCや日本テレビの朝の情報番組『ZIP!』のパーソナリティーなどマルチに活動をしていましたからね。年収5000万~6000万円なんて一部報道もありましたし、トリオ随一の存在感を放っていたといっても過言ではないでしょう」(前出の情報番組スタッフ)
こうした背景もあり、残された2人の今後を心配する声も出ているが、実際のところは杞憂に終わりそうだという。バラエティー番組を手掛ける放送作家はこう語る。
「太田さんとおたけさんに関しては、今田耕司さんや東野幸治さんら吉本の芸人仲間たちもバックアップする意向を示しています。それに、実は2人ともかなりの成功者でもあるんです」
太田はバラエティー番組を中心に活躍を見せているが、妻でモデルの近藤千尋(34)とのおしどり夫婦ぶりも広く知られている。
「近藤さんはママタレントとしても人気で、それなりの稼ぎもありますからね。加えて、幸か不幸か今回の斉藤さんの事件を受けて、太田さんの好感度や2人の夫婦仲の良さが強調される格好になり、今後さらにママタレとして存在感を増しそうです。当然、夫婦そろっての仕事も増えていくでしょう」(前出の放送作家)
一方のおたけは実家が月島の人気もんじゃ焼き店で、近年は芸能活動と併行して店を手伝っていることも有名だ。
「おたけさんが手伝うようになってから、ますます店は盛況で、おたけさん本人も週4日は店に出ているとか。こちらも斉藤さんの事件を受けて応援しようと店を訪れる人も増えるでしょうし、さらに繁盛するのではないでしょうか」(同放送作家)
新たな船出を迎えたジャンポケだが、それぞれのソロ活動も充実しており、今後しばらくは安泰といえそうだ。