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SPORTS BAR 五輪の陰で…西郷真央が米ツアー自己最高2位 新人王争いは堂々の1位 ドライバーの飛距離がすごい、次戦は初優勝に期待

zakzak by夕刊フジ 2024年7月31日 6時30分

世の中、パリ五輪に沸く。日の丸を背負う選手たちに、内なる愛国心を揺さぶられる。日本勢金メダル第1号の柔道女子48キロ級の角田夏実(31)は国歌・君が代に涙した。いいシーンである。スケートボード女子ストリートでは吉沢恋、赤間凛音の十代コンビが金と銀…。これからも日の丸戦士の戦いに魅せられるだろう。

そんな五輪の陰で隅に追いやられたニュースがあった。女子ゴルフの西郷真央(22)が前週「CPKC女子オープン」(カナダ)で自身米ツアー最高の2位。3日目は1イーグル、9バーディーの61と自己最少スコアをマーク、「人生最高のゴルフ」と勢いに乗り、最終日も69とスコアを伸ばして優勝争いをしたが、惜しくも首位に2打及ばなかった。

中継したWOWOWのインタビューで、「ルーキーで優勝争いできたのはすごくいい経験だったと思います」と手応えはつかんだ。今季から米ツアーに参戦し、16戦でトップ10入りは4度。獲得賞金は85万1763ドル(約1億3000万円)、年間ポイントランキングも39位から18位へ。新人王のポイント争いでは堂々の1位である。

ドライバーの飛距離がすごい。今大会は2日目以降は296ヤード、294ヤード、295ヤードと男子並みで、4日間平均が284ヤード。今季スタッツの平均261・48ヤードから急成長?! パーオン率73・27%は3位、平均スコアは70・51で5位という安定性が光っている。

次戦は8月1日開幕の「ポートランドクラシック」(米オレゴン州)。今の西郷なら初優勝も期待できるし、気になる。ちなみに松山英樹、中島啓太が出場のパリ五輪男子と日程が重なるが…。五輪女子は7日開幕で笹生優花、山下美夢有が参戦。会場は男女ともル・ゴルフ・ナショナルだ。

余談ですが…。「CPKC」で3オーバーの48位タイで終えた渋野日向子は、「言葉にしがたいゴルフかな。すごく残念です」とうなだれた。今週は「北海道meijiカップ」で日本ツアーに今季初参戦する。パリ五輪と日本の時差は7時間、こちらフジテレビ系の地上波、BS、CSで時差ボケなしで見られます。しぶこの〝再生する姿〟があるかも?! (産経新聞特別記者・清水満)

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