Infoseek 楽天

元文春エース記者 竜太郎が見た! 〝希代のワル〟羽賀研二容疑者の正体 梅宮アンナ拒絶も「何がなんでも目立ちたい」魂胆 暴力団幹部と「黒い交際」で続く警察の調査

zakzak by夕刊フジ 2024年10月1日 6時30分

「梅宮辰夫さんは、娘のアンナが交際していた羽賀研二を『あいつは希代のワル』と言い放ちましたが、その目に狂いはなかった。人脈が広い辰夫さんは、知人から羽賀の卑怯(ひきょう)な人柄、ウラの素顔を聞かされていた。山ほどある羽賀の悪事を話さなかったのは辰夫さんの温情ですが、逆に羽賀は『梅宮家に逆玉の輿になれば、芸能界で一生安泰』と軽口をたたいていた」(梅宮家をよく知る人物)

9月25日、タレントの羽賀研二(本名・當真美喜男)容疑者(63)が不動産登記を偽装して差し押さえを逃れようとした(強制執行妨害目的財産譲渡仮装容疑)として、愛知県警に逮捕された。羽賀の人生では〝3度目の逮捕〟だ。

1度目は詐欺・恐喝未遂(2007年)、2度目は強制執行妨害(19年)で、それぞれ実刑判決が出て沖縄刑務所に服役している。出所後、羽賀のタレント活動は目立っており、新宿歌舞伎町のホストクラブ「愛」でホストデビュー、ABEMAのバラエティー番組「愛のハイエナ」で41歳年下の美人女子大生とカップルになるなど話題を振りまいていた。SNS動画でも元気な姿をアピールし、「ネバーギブアップ」とガッツポーズを決めていた。

「羽賀はとにかく口がうまい。テレビやネット配信のスタッフを信用させるなんてちょろいものです。『過去の刑事事件はすべて冤罪(えんざい)なんです』と言い続け、悔し涙を流して同情を買おうとするのも毎度のこと。初対面の人は『悪いイメージが吹き飛んだ。爽やかで腰の低い、いい人』と必ず言いますね」(羽賀を知る芸能関係者)

また羽賀は、芸能記者の間ではネタ元として有名だった。

「アンナとの熱愛騒動渦中、研ちゃんが事前に『どこで何時頃アンナと会う』と教えてくれた。週刊誌やワイドショーの話題の的になることを喜んでいましたし、自分の都合よく報じられるようマスコミを利用していた」(女性週刊誌記者)

2年前の「FLASH」のインタビューで「貯金は27万円」「軽自動車で配達する仕事」をして地道に生活していると語ったが、実際には毎月数百万円の家賃収入があったという。

「アンナは『二度と顔を見たくない』と拒絶しているのに、羽賀はいまだに彼女に絡もうと必死で、彼女のがん闘病が分かるとSNSを通じて、連日メッセージを送っています。何がなんでも目立ちたいという魂胆です」(同前)

しかし今後、羽賀がタレントとして表舞台に立つことは難しいだろう。今回逮捕された共謀者には山口組系暴力団幹部がおり、警察は羽賀の黒い交際と金の流れを調べている。どこまでいってもワルのまま、それが羽賀研二の正体である。

■中村竜太郎(なかむら・りゅうたろう) ジャーナリスト。1964年1月19日生まれ。大学卒業後、会社員を経て、95年から文藝春秋「週刊文春」編集部で勤務。NHKプロデューサーの巨額横領事件やASKAの薬物疑惑など数多くのスクープを飛ばし、「編集者が選ぶ雑誌ジャーナリズム賞」の大賞受賞は3回と歴代最多。2014年末に独立。16年に著書「スクープ! 週刊文春エース記者の取材メモ」(文藝春秋)を出版。現在、「news イット!」(フジテレビ系)の金曜コメンテーターとして出演中。

この記事の関連ニュース