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ぴいぷる 松本伊代〝もうセンチメンタルじゃない〟花の82年組も結婚から30年、ヒロミとの家庭生活も順調 孫だって抱っこしたい!

zakzak by夕刊フジ 2024年10月3日 11時0分

「東京生まれで、東京育ちということもあって東京が大好きなので、いろいろな思いをコンサートに載せてできたらいいなと思っています」

今月12、13日、東京都千代田区の大手町三井ホールで開くコンサートについてこう語る。「松本伊代 Live 2024 〝Journey〟 Tokyo Lover」と題した公演。4月にリリースされたNight Tempoの「Tokyo Love」に作詞・ボーカルで参加し、東京への愛情が深まったという。

ファンに楽しんでもらおうと、参加型の演出を直前まで考えた。7月に訪れた近藤真彦のコンサートにヒントを得て、「これ、できないかな?」と盛り込んだ。「私のコンサートに来たことのない人も含めて、みんなにいろいろ参加してもらえたらうれしいなと思って」と意気込む。

2021年にデビュー40周年を迎えた。今も精力的に活動を続けることができている原動力の1つとして、早見優や堀ちえみら同期デビューした「花の82年組」の存在を挙げる。

「すごく大きいなと最近思っています。もし、みんなが引退していたら、私も引退しているかもしれないし、みんなが力になっているという感じがしますね。子育てで会わない時期もありましたけど、ひと段落して仕事を精力的にやり始めているので、最近はお仕事場でも会うこともあります」

自身も結婚、子育てで歌から離れている時期があった。「伊代はまだ16だから」という歌詞への引っ掛かり、「ほかにもいい曲がある」との思いから20歳ごろから〝封印〟してきた代表曲「センチメンタル・ジャーニー」への思いに気が付いたのは、そんなときだった。

「テレビ番組とかを見て、皆さんが代表曲を素晴らしく歌ってらっしゃって。客観的に世界を見ることができました。(筒美)京平先生、湯川(れい子)先生に書いていただいた素敵(すてき)な曲があるのに、なんで歌わなかったんだろうと反省して、『(今後)歌ってください』といわれたら、歌おうと誓いました」と振り返る。

デビュー曲でもある「センチメンタル・ジャーニー」。当時は、特徴である鼻にかかった声をめぐって会議が行われたという。

「鼻にかかった声をトレーニングで変えられるらしいので、残すか、残さないかについて会議があって、『この声を魅力としていこう』という感じに決まったと後から聞かされました」

実は小さいころ、声がコンプレックスだった。声を録音して聴いたところ、「自分ではもっとかわいい、高い声だと思っていたら、すごく低くて太くて…」という出来事があったからだ。デビューから10年ほどたって声をめぐる会議の存在を聞かされ、「この声でよかったんだと思えました」と語る。

昨年に結婚から30年を迎えたタレント、ヒロミとの家庭生活も順調だ。取材前日、「『ママ、水出しっぱなしだよ』と怒られました」と明かしながらも、「怒っているふうに思えるけれど、その人のことを考えてすごく発言していますね。子供たちも常に怒られていますけど、愛ある怒りというか」と絶大な信頼を寄せている。

そんなヒロミを中心に、家族は動いているという。

「ヒロミさんが一番なので、ヒロミさんが『やるぞ』といったら、もうみんな従うしかない。子供が私以上に従っていますね。私は『その日はダメです』と言っちゃいますけど、子供は『はい、分かりました』という二つ返事です」

取材の最後、今後の抱負を尋ねると、芸能活動では歌手活動の充実、プライベート面ではこんな夢を明かした。

「子供たちもいい年なので、孫とかできたらいいなと。結構、周りはおばあちゃんになっている人がいるので、まだ抱っこや子守ができるうちに、『できたらいいなあ』というふうには思います」

■松本伊代(まつもと・いよ) 歌手、タレント。1965年6月21日生まれ、59歳。東京都出身。81年にTBS系「たのきん全力投球!」で芸能界デビューし、同年10月に「センチメンタル・ジャーニー」で歌手デビューする。翌82年に日本レコード大賞新人賞を受賞。バラエティー番組などでも活躍する。93年にタレント、ヒロミと結婚して長男と次男をもうける。長男の小園凌央は俳優として活動している。

ペン・森本昌彦 カメラ・鴨志田拓海

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