女性とのトラブルが発覚し、事実上の休業状態となっているタレントの中居正広(52)だが孤立無援の状況に追い込まれている。かつての仲間たちが苦境を見かねて、手を差しのばすかともみられたが、今後の活動をめぐる見解がこじれて、事はそうも簡単ではないようだ。
9日に発表したコメントで、今後の芸能活動について、示談が成立したので「支障なく続けられる」との見解を示した中居。しかし、現時点で起用再開を決めたテレビ局はない。
「支障があるかどうかを決めるのは中居さんではなく、オファー権を握る側。本人は平身低頭なのですが、迷惑を被ったテレビ局側は正直、怒りのやり場がないといったところです」と民放関係者は話す。
レギュラー番組が休止の今、「だれかtoなかい」(フジテレビ系)は春で終了することに。もはや地上波への復帰は見込み薄だが、不祥事の後、ユーチューブやSNSで活動するタレントも少なくない。
そうなると、かつてSMAPの同僚だった香取慎吾(47)、草彅剛(50)、稲垣吾郎(51)らのネット番組への出演で地ならしする可能性も選択肢には入ってくる。
「中居さんの『だれかtoなかい』の初回(当時は『まつもtoなかい』)のゲストは香取さんでしたからね。中居さんとの間にはわだかまりはなくなったはずです。しかし、現時点で香取さんたちに何の動きもありません」と女性誌編集者は話す。
「香取さんはこの1月期、地上波の連続ドラマの主役という大きな仕事が入っています。そのような大切な時期だけに、中居さんの件では動けないのです。そうなると、草彅さん、稲垣さんも勝手なことはできません。そして頼みの綱のダウンタウン・松本人志さんも自身の復帰がこれからというときで人のことに構っているほど余裕はないでしょう。テレビ各局からも、盟友たちからも距離を置かれた中居さんは孤立無援と言わざるをえません」と続ける。
厳しい状況は続きそうだ。