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旧ジャニーズ勢、NHK出演解禁の〝Xデー〟は 性加害問題の補償にめど ジュリー氏は関連会社4社の会長職をすべて退任

zakzak by夕刊フジ 2024年9月11日 6時30分

昨年、旧ジャニーズ事務所(現スマイルアップ)だけでなく芸能界を大きく揺るがした性加害問題は、被害者への補償が着々と進む中、終焉(しゅうえん)に向かっている。一時テレビから排除された旧ジャニーズ勢も民放ではすっかり復帰しており、後はNHKが新規起用をいつ再開するかに焦点は移っている。

昨年3月にBBCのドキュメンタリーに始まった性加害問題は、社名を「スマイルアップ」に変更した上、被害者への補償業務に専念することとし、東山紀之氏就任が社長に就任した。

当時は旧ジャニ勢のタレントに対し、CMスポンサーらが次々と契約を解除する動きが広まったことで、テレビ各局も出演自粛に及んでいた。

しかし、タレントのマネジメントがスタート・エンターテイメント社に引き継がれ、被害者への金銭補償も始まったことで、民放各局はなし崩し的に旧ジャニ勢の起用を再開していった。

「そんな中、依然として旧ジャニ勢の起用を再開していないのがNHKです。補償や再発防止の取り組みが十分と判断されるまで新規起用を見合わせるとの方針を示しており、昨年大みそかの紅白歌合戦も44年ぶりに旧ジャニ勢がゼロという厳しい措置となりました」と音楽関係者。

では、いつNHKは起用を解禁するのだろう。先の音楽関係者は話す。

「補償について一定のめどがたったことは、当事者の会が解散したことで示されました。タレントのマネジメントもスタート社に移り、莫大(ばくだい)な金銭を旧ジャニーズ事務所にもたらしていたファンクラブ事業も新会社を立ち上げることで切り離されることになります。藤島ジュリー景子氏は関連会社4社の会長職をすべて退任しました。NHKの判断基準は明確ではありませんが、新規起用を再開してもおかしくはないでしょう」

そして、放送関係者は「NHKには、旧ジャニ勢のファンからいつまで出演自粛を続けるのかというクレームや問い合わせは今でも相当数あるそうです。そう考えると、旧ジャニ勢の解禁もそう遠くないでしょうし、大みそかの紅白歌合戦はうってつけの場といえるでしょう」と話す。

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