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葛城奈海氏ら「削除」求める意見書提出へ 国連・女性差別撤廃委の皇室典範改正勧告「国内管轄権内にある事項に干渉」

zakzak by夕刊フジ 2024年11月26日 15時30分

国連の女性差別撤廃委員会が10月、日本の皇室の皇位継承を男系男子に限る皇室典範を改正するよう勧告したことについて、「皇統(父系男系)を守る国民連合の会」の葛城奈海会長らは25日、記者会見を開き、国家への不干渉を原則とする国連憲章に反するとして、勧告の削除を求める意見書を提出する考えを明らかにした。

葛城氏はスイス・ジュネーブで行われた同委員会の関連会合に出席し、日本の皇位継承は女性差別と批判されるべきものではないとスピーチした。だが、同委員会は最終見解で、日本の皇位継承の規定は女性差別撤廃条約の理念と「相いれない」と指摘して皇室典範の改正を勧告した。

葛城氏は記者会見で「国連憲章では、国連は他国の『国内管轄権内にある事項に干渉する権限』を持たないとしている。だが、今回の勧告は干渉しておりダブルスタンダードだ」と指摘。「勧告に強く抗議するとともに、削除を求める意見書を、今月中に出す」と力を込めた。

そのうえで「今後も同委員会から不当な干渉が続くのであれば、日本は国連分担金の見直しや同委員会からの脱退も視野に入れるべきではないか」と訴えた。

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