東京都内の自宅の浴室で今月6日に死亡した女優で歌手の中山美穂さん(54)。突然の死を悼む声が絶えない中、所属事務所は8日、「入浴中に起きた不慮の事故によるものと判明した」と公式サイトで発表した。また、警視庁の調べで、事件性はないことが確認されたという。
公式サイトでは、葬儀の後、お別れの場を設けることを検討しているとしている。
警視庁は8日、死因・身元調査法に基づく解剖を行い、死因を調べていた。中山さんは6日、湯を張った浴槽の中で座った状態で動かなくなっているところを発見された、その場で死亡が確認されていた。
また中山さんの元夫で、芥川賞作家の辻仁成氏(65)は8日、自身が公式サイトで、「某月某日、不意の悲しい知らせがあり、昨日は日記をお休みして、一日、祈っていたのである」と記し、名前は出さずに中山さんの死を示唆。
その上で、今年20歳になった長男に触れ、「できれば、みなさん、息子も頑張っているので、そっとそっと、見守ってやって頂けると、まじで、父ちゃんは嬉しいのである」とつづっている。
友人らからも悲しみの声
一方、あまりにも突然すぎる死に、多くの仲間がしのぶ声を上げている。1989年の「VIRGIN EYES」を提供した杏里は「可憐で美しい美穂さんが、その透き通るような歌声で多くの人々に感動を与えてくださったことは、これからも私たちの心に永遠に生き続けます」とX(旧ツイッター)で追悼。
先輩アイドルの早見優(58)はブログで、食事を一緒にしたときのことを触れ、「とても優しい笑顔でお話しされていたのを鮮明に覚えています」としのんだ。
同期デビューで公私ともに仲の良かった女優の網浜直子(56)もSNSで追悼。思い出の写真とともに「また会えると思ってた。話せないままになってしまったの? 信じたくないし悔しくて悲しいけどステージに向かおうとしている美穂が一番悔しいよね」とつづった。